インタビュー
» 2013年05月15日 08時01分 UPDATE

仕事をしたら“知見”が蓄積された(前編):売上を伸ばしているのにはワケがある――エキナカ自販機の裏側 (1/6)

エキナカ自販機の売り上げが、右肩上がりで伸びている。自販機はなにげなく置かれているように感じるが、実はその裏側でさまざまな工夫がされているのだ。ヒットの秘密について、JR東日本ウォータービジネスの担当者に話を聞いた。

[土肥義則,Business Media 誠]

 記者はあまり企業の発表会や会見の席に足を運ばないタイプなのだが、この人が登壇するということであれば、行かなければなるまい。その人の名はJR東日本ウォータービジネスの笹川俊成さん(営業本部長)だ。会社の社長でも有名人でもないので、多くの人は「誰、その人?」と思われるだろうが、エキナカ自販機についてチョー詳しい人なのだ。

 同社が扱う次世代自販機はPOSデータを取得できるので、どんな人が、どの商品を、いつ購入しているのか――という情報が手に入る。そしてそのデータから、「あーではないか? こーではないか?」と仮説をたてて、「じゃあ、やってみよう!」と実行して、その結果を検証する。つまり、仮説→実行→検証を繰り返しながら、知見をどんどん蓄えているのだ。

 「エキナカ自販機についてもっと詳しく知りたい」という読者は、以前この連載でも紹介しているので、ぜひ合わせてご覧いただきたい。(エキナカ自販機の売上が、伸びている理由(前編)(後編)

3年目の記者・M君がいた

 さて、発表会が終わって、笹川さんに詳しい話を聞こう……と思ったら、弊社(アイティメディア)の記者・M君がいるではないか。あれ、取材? この発表会の記事、いつ書くの? と軽く探りを入れていたら、「このあと、笹川さんにインタビューをお願いしているんですよ」(M君)とのこと。

 なぬ! それは正直言って困る。記者が独占インタビューをお願いしようと思っていたのに、3年目のM君に先を越されていたのだ。とはいえこのまま引き下がるわけにはいかないので、恥を忍んでこう言った。「インタビューの席に同席させてもらってもいいかな? あっ、オレは端っこのほうにいて、邪魔はしないからさ」と。

 すると、M君は「いいですよ」と快諾してくれたのだ。さすがはM君! 記者歴3年目にして、ヒット記事を連発している男は、懐が深いのである(誠編集部K嬢:ドイさん、白々しいですよっ!)。仕事が速いM君はすでに笹川さんのインタビュー記事をアップしているので、ぜひ読んでいただきたい。(エキナカ自販機の“常連”を増やせ ビッグデータ活用で新たな挑戦、JR東日本WB

yd_jr01.jpg 笹川さん(左)に、どんどん質問するM君(右)

 さて、さて、今回、笹川さんにお聞きしたいのは、これまでエキナカ自販機を分析されてきて、どんなことが分かってきたのか、である。前回の取材から1年以上が経過したが、その後、どんな知見を蓄積しているのか。記者歴20年弱のドイが、話を聞いた。

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