そんなウルトラCが!? 会社の備品を補充する方法投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』

» 2013年05月04日 00時00分 公開
[雄山スズコ,Business Media 誠]

 ゴールデンウイークですね。10連休の会社もあれば、カレンダー通りに出社しないといけない会社もあります。しかし、カレンダー通りに出社しても、同僚、他部署の人、取引先も休みだったりしてすることがなく、暇を持て余してしまうこともあるでしょう。誰もいない部署で一人、電話番をしながら銘柄研究をする人がいても仕方ないかもしれませんね。あ、そのような行為を推奨しているわけではありませんのでご注意を。

 筆者がついつい読みふけってしまうのは、株主優待を紹介するサイトです。「こんな物もらえるの?」「これはおいしそう」などと、購入予定銘柄が着々と増えていってしまいます。最近は、特にコーヒーや紅茶、緑茶、味噌、カレー、パスタ、ジャム、調味料、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなど、生活に欠かせない品に注目しています。これが定期的に届くなんて、生活が楽になるではありませんか!

 コーヒーなどの飲料がもらえる会社と優待のために必要なおおよその金額は、キーコーヒーが15万円、ドトール・日レスホールディングスが13万円、ダイオーズが19万円、ユニカフェが5万円、ダイドードリンコが42万円、サッポロホールディングスが42万円、伊藤園が25万円、ジャパンフーズが11万円……。調味料の有名どころはカゴメが18万円、ケンコーマヨネーズが9万円、キユーピーが14万円。ティッシュやトイレットペーパーなどがもらえる会社は日本製紙が12万円・小津産業が16万円、日本紙パルプ商事が29万円……と、調べるときりがないのでこの辺にしておきます(株価は2013年4月末のものです)

 ただ、普段の生活に必要な量がもらえるだけの株数とそれに必要な金額を計算したら我に返りました。日用品を手にするためとは思えない、とんでもない金額が……! もしも会社の備品として必要なだけの量をそろえようとしたら、これはもう相当なことになってしまいます。会社、フロアがどのくらい大きいかにもよりますが、280万円では足りないような気がします。株主優待で何でもまかなおうなんて考えてはいけませんね。

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編集Hのつぶやき

そもそも株主優待が届くまで3カ月くらいかかるという噂も。


著者プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。即売会参加情報:5月4日、東京ビッグサイト、東1ホール オ-48b。


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