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» 2013年04月26日 08時00分 UPDATE

神田エリアの再開発、「ワテラス」に見る地域コミュニティの再生ストーリー (1/4)

長らく地域コミュニティの核として機能していた小学校跡に建てられた高層ビル。神田淡路町の再開発プロジェクトは、地域住民による活動が発端となって始動した。

[吉村哲樹,Business Media 誠]
ワテラス WATERRAS/ワテラス

 2013年4月12日、東京都千代田区神田淡路町で進められていた都市再開発プロジェクト「WATERRAS/ワテラス」が完成し、各種新施設がオープンした。これに先立ち、オープン前日の4月11日に報道陣向けの説明会と内覧会が行われた。

 ちなみに神田・お茶の水エリアでは現在、このワテラス以外にも複数の大規模再開発プロジェクトが同時進行している。この辺りに、少し前まではなかった高層ビルがいくつも建っていることに気付いた人もいるのでは。ワテラスは、これら一連の再開発計画の目玉ともいえるプロジェクトだ。

 ワテラスの主だった施設は、大きく分けて2つある。1つが、地上41階建てのビル「ワテラスタワー」。そしてもう1つが、その隣に建つ地下1階・地上15階建てのビル「ワテラスアネックス」だ。

 ワテラスタワーの1〜3階には、イベントホールや園芸ショップなどを備える地域コミュニティ施設「ワテラスコモン」が入り、その上の4階から19階はオフィスフロア、そして20〜41階が住居エリアとなっている。一方のワテラスアネックスは、地下1階〜地上3階が商業ゾーン「ワテラスモール」となっており、6〜11階がオフィスフロア、そして14〜15階には学生用マンションが36戸入っている。

 さらにワテラスの敷地内には、「神田花暦園」と名付けられた広大な緑地帯が設けられ、四季折々の花や小川、滝などが楽しめるようになる予定だ(一部はまだ造園中)。

 ちなみに商業ゾーンのワテラスモールは、「TOKYOの粋」というコンセプトの下に、和のテイストをふんだんに取り入れたデザインが施されており、ここに出店する飲食店も独自のこだわりを持つ日本料理店がずらり並ぶ。しかし中には、ジャズクラブ「ブルーノートジャパン」が手掛けるカフェなど、都会的でおしゃれな雰囲気を持つ店舗や施設もあり、伝統とモダンが同居した独特の雰囲気が漂う。

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