某所のとあるコンビニチェーン店舗に、すごい張り紙がしてあると聞いた。コンビニ本部と加盟店側でトラブルになり、商品の供給、および店舗システムの使用が止められたようだ。詳細は分からないが、本部側からによる契約解除が行われたと筆者は見ている。
本部と店舗の間に何があったかは想像するしかないが、今回は筆者が本部社員の時に実際にあった契約解除について書いてみよう。
まず、本部側からによる契約解除は、どのような時におこなわれるのか。ざっくりと言うと「フランチャイズ契約に反した場合」なのだが、よほどのことがない限り本部側も今回のような強行手段に出ることはない。では、“よほどの場合”とはどんな場合なのか。
筆者の経験上から、最初に思い浮かべるのが売り上げ未送金問題だ。
中には、売り上げを送金せずに懐へ入れてしまう経営者がたまにいる。多くのコンビニでは、店舗の売り上げはその都度本部へ送金されることになっており、送金された売り上げは、商品代金や光熱費などの経理関係の支払いをひと通り済ませた後、利益が経営者の口座へ振り込まれる(当然、この時点で「ロイヤリティ」と言う名のピンハネがおこなわれているのだが……)。
Special
PR注目記事ランキング