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» 2013年04月19日 12時00分 UPDATE

気鋭の経営者に聞く、組織マネジメントの流儀(2):なぜ部下にイライラしてしまうのか? 上司が歩む3つのステップ (4/4)

[Business Media 誠]
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新任マネージャーがたどる「3つのステップ」

中土井:辻井さんは、パタゴニア日本支社の支社長になって4年目になりますが、マネジメントにおいて何か分かったことはありましたか?

辻井:私の経験なのですが、マネージャーがたどる道の典型的なパターンとして、まず、“自分の背中を見せる”といった感じでがむしゃらにやる。みんなの仕事を奪い取って、「オレはこんなにやっているのに、なぜみんなやらないんだ」と怒りが湧いてくる。一方、部下は「いや、ついていけません」と感じるわけです。乱暴に言うと、私の1年目もこんな感じだったかもしれません。

 次は、それを反省してメンバーの話をもっと聞かないとダメだなあと、コーチングとか聞く技術を勉強し始める。すると、聞く側にバイアスがかかりすぎて自分の言いたいことが言えなくなってくる。そこで、あれ? 何のために聞いているんだっけ? と思い始める。私の2年目です(苦笑)。

 そうしたことを経験しながら、ようやく3年目に自分の考えと皆の考えとをうまく融合しながらビジョンや戦略を策定できるようになってきました。

中土井:多くのマネージャーがたどる3段階といった感じですね。第1段階や第2段階でもがいている人には、どのように声をかけますか?

辻井:自分が達成したいゴールイメージを問いかけるかもしれません。大切なのは、自分のアプローチや振る舞いそのものではなく、それが、到達したいゴールイメージに導いてくれるものなのかどうかだと思うからです。場合によっては強引なリーダーシップが有効な場合もありますし、そうじゃない方法が良いゴールに結びつく場合もある。でも、最終的には、冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、自分で気付かないとダメですね。

中土井:なるほど。次に、多くの人が悩んでいると思われる「部下の意識が低いとき、どうやって分かってもらうのか?」について聞かせてください。

(次回、4月29日掲載予定)

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