「自分は経済的にゆとりがある」と感じている人はどのくらいいるのだろうか。首都圏に住む20〜50代の女性に聞いたところ「ゆとりがある(かなり+ある程度)」と答えたのは54.9%であることが、第一生命経済研究所の調査で分かった。
同研究所が2010年に行った調査で「ゆとりがある」と答えたのは50.5%だったので、この2年で4.4ポイントも増加した。ちなみに全国データ(2012年)では44.3%だったので、首都圏に住む人はゆとりを感じている人が多いことも明らかに。
1カ月のお小遣いはどのくらいあるのだろうか。2010年の平均額は2万5700円だったのに対し、2012年は2万2600円と3100円も減少。ゆとり感がやや上向いているのにもかかわらず、実際のお小遣いは下がった。
お小遣いの額を年代別にみると、20代が4万200円と飛びぬけて高い。特に子どものいない20代は4万7351円だった。「20代はそこそこの経済的ゆとりを感じながらも、『自分の生活レベルは高い』とは考えていないようだ。こうした20代が、30代・40代になって子どもを持つようになると、急に経済的にゆとりがないと感じるようになるのだろう」(第一生命経済研究所)
郵送による調査で、首都圏に住む20〜59歳の女性717人が回答した。調査期間は2012年9月26日から10月10日まで。
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