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» 2013年04月09日 08時00分 UPDATE

博報堂・吉川昌孝のデータで読み解く日本人:抵抗を感じるのはどんな上司? 職場の行方を分析した (2/4)

[吉川昌孝,Business Media 誠]

順応性の高いのは男性より女性

 「女性の上司の元で働くことに抵抗はない」の時系列グラフを性別、年代別に見てみると、どの層でも上昇しているのが分かります。さらに2012年の最新データで見てみると、どの年代も男性<女性となっています。

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 次に単年度のデータのみになりますが「年下の上司の元で働くことに抵抗はない」を性別、年代別にみてみると、ここでも全年代で男性<女性の傾向にあります。男女別にみると、どうやら女性のほうが男性よりも「女性の上司」「年下の上司」のもとで働くことに抵抗感はないようで、女性の順応性の高さがうかがえる結果となっています。

yd_yoshikawa7.jpg 「年下の上司の元で働くことに抵抗はない」と答えたのは、男性よりも女性のほうが多い

 では、年代別に先ほどのグラフと図をもう一度見てみましょう。「女性の上司……」では年齢が若いほど抵抗感がないことが分かります。ところが「年下の上司……」を年代別に見てみると、年齢が高いほど数字が高く、こちらでは逆に高年齢層のほうが抵抗感がない結果となっています。若い層に関して言えば、女性の上司には他の年代に比べ相対的に抵抗を感じていないけれど、年下の上司には他の年代に比べると抵抗感があるということです。

 やはり若いうちから自分より年下の人間が上司になるのはちょっと抵抗がある、換言すれば「若いうちぐらいは横並びで行きたいな」という気持ちが感じられる結果となりました。性別は気にしないけれど、年齢の上下は気になっている。そんな若い層の給与体系についての意識を次に見ていこうと思います。

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