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» 2013年04月01日 08時00分 UPDATE

サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」:この時期だから話そう、「優秀なのに内定が出ない」人のことを (1/3)

今日は4月1日、新年度の始まりの日。経団連の倫理憲章に沿う企業の2014年度新卒採用が正式に開始になる日です。前回のインターンシップの話に続き、今回は“優秀なのに内定が出ない人“の事情に迫ります。

[サカタカツミ,Business Media 誠]

連載「就活・転職のフシギ発見!」とは?

 就活や転職、若年層を中心としたキャリアについて、仕事柄仕方なく詳しくなったサカタカツミが、その現場で起きている「当事者たちが気付いていないフシギ」について、誰にでもスルッと理解できるように解説するコラム。

 使えない部下が毎年出現するのはなぜなのか? その理由も、垣間見えるはずです。

著者プロフィール:サカタカツミ

 クリエイティブディレクター。1967年生まれ。長年、就職や転職、キャリアに関するサービスのプロデュースやブレーンを務めている関係で、就活や転職には詳しい。直近でプロデュースしたサイトは「CodeIQ」。著書に『こんなことは誰でも知っている! 会社のオキテ』『就職のオキテ』がある。

 個人的に書いている就活生向けのブログは、なぜか採用担当者たちから「読んでいて心が痛くなります。ホントに辛いです」という評価を受けている。Twitterアカウントは@KatsumiSakata


 この欄で何度も告知していた広報担当者向けのセミナーですが、先週無事に終了しました。たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。内容にも満足いただけたようで、主催者一同が次回開催に向けて早速準備(=という名のランチ)をしていた時のことです。

 「今回は、百戦錬磨の広報担当にはやさしい内容でした。次回はそのあたりを改善しましょう」と提案したところ、編集部の(岡田)大助さんが、「吉岡さんの顔を見に来るというだけでも参加者は少しは価値があるのでしょうが、プロの広報担当者は、そもそもこういうのには来る必要はなさそうなものですけど」と話していました。編集長の吉岡綾乃さんの顔を見に来る価値は「少し」なのか、それは部下としてどうかと思うよ大助、と心の中でつぶやきながら、そういえば先週のインターンシップの話の続きを書かなければと、エスニックなご飯を食べながら考えていたのです。

ay_tom01.jpgay_tom02.jpg 写真が選びきれなかったので今週は2点載せます(写真と本文は関係ありません)

入社しないのにインターンシップに参加する学生たち

 先週、この連載で「インターンシップは選考の一環である」と書きました(参照記事)。もちろん、選考の一環であることが多いだけであって、あくまで選考とは関係ない……という姿勢を貫いている企業もあることはあります。が、それにしても、学生との接点をたくさん持ちたい、もしくは素敵な企業であるという印象を与えたいというブランディング的な観点として、インターンシップを実施しているケースがほとんどですから、最終的にはやはり「新卒採用活動」の一環であることは変わりないのです。ある意味での「建前と本音」の使い分けですね。

 ただ、あの記事に対して「入社する気もないのにインターンシップに参加する学生だっているじゃないか」とか、「インターンシップに参加できる人は全員ではない。地理的、時間的に制約のある人がいる以上、採用選考活動にするべきではない」など、さまざまな反応がありました。後者は、企業の新卒採用活動のあり方という大きな枠組みの中での話になりますから、後日、稿を改めて書くこととしますが、前者については「企業は織り込み済みである」という話を。企業がインターンシップの募集を開始すると、明らかに「レベルの違う学生」が混じって応募してきます。

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