なぜ「のどごし〈生〉」のプロレスCMにグッとくるのか? 担当者に“裏話”を聞いた仕事をしたら“人の夢”を実現できた(6/8 ページ)

» 2013年03月27日 08時01分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

夢の内容だけでなく、周囲の人の応援も大事

土肥:CMではアルフィーの「星空のディスタンス」を演奏されていました。撮影当日は何曲演奏されたのでしょうか?

山田:1曲だけです。

土肥:えっ、1曲だけ?

山田:これは動画になっていないのですが、演奏が終わって、観客からアンコールの声があったんですよ。もちろん仕込みなしで、観客から自然にそうした声がありました。でもマチコさんとセイコさんは1曲しか演奏できないので、もう1回、同じ曲を演奏することになったんです。

 そのとき、高見沢さんが場をうまくまとめてくださったんですよ。「我々の持ちネタは1曲だけです!」といった感じで(笑)。

土肥:このシリーズのCMを制作するにあたって、苦労されたことはありますか?

山田:夢の内容だけではなく、周囲の人の応援も大事かなと思っています。例えば、バンド編ではマチコさんの町内会の人たちにも参加していただきました。

土肥:分からなかったですね。どこで登場しているのですか?

山田:テレビCM用には出てこないのですが、180秒の長いバージョンでは会場に着くまでにピンク色のラッピングバスが出てきます。そのバスに2人が乗っているのですが、町内会の人たちには道端でファンを装い応援していただきました。

土肥:応援している人たちって、エキストラではなかったのですか?

山田:町内会の人たちに「渋谷の街を走ってくれませんか?」とお願いしました。みなさん快諾していただいて、当日は「がんばれー!」と大声をだして、応援していただきました。

マチコさんとセイコさんは“アルフィーと共演する”という夢が実現した

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