インタビュー
» 2013年03月27日 08時01分 UPDATE

仕事をしたら“人の夢”を実現できた:なぜ「のどごし〈生〉」のプロレスCMにグッとくるのか? 担当者に“裏話”を聞いた (1/8)

会社員の男性が、プロレスラーの長州力さんと対決するCMをご存じだろうか。このCMについて、ネット上では「感動した」といったコメントが数多く寄せられたが、制作現場ではどのようなことが起きていたのか。担当者に“裏話”を聞いた。

[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたがまだ少年だったころ、こんな夢を描いたことはないだろうか。「プロレスラーになってリングに立ちたい!」――。

 小学校の教室でクラスの友だちと“プロレスごっこ”をした経験を持つ人も多いはず。「オレはアントニオ猪木! お前はハルクホーガンな!」といった感じで、それぞれが必殺技を繰り出す。もちろんケンカではないので手加減はするが、ワザがうまく決まったときにはなんともいえない満足感を覚えたものだ。

 しかし時が経つにつれ、プロレスごっこもしなくなり、気がつけば大人に。「プロレスラーになりたい」という夢もどこかに置き忘れて、現在はサラリーマン……そんな人も多いだろう。

 夢をあきらめる人が多い一方で、あきらめ切れない人もいる。サラリーマンでありよき父である寺島力さん(37)もそのひとり。プロレスラーとしてリングに立つ、という夢を捨てきれずに、キリンビールが企画したキャンペーン「夢のドリーム」に応募したのだ。これは自分の夢を応募して、たくさんの人を巻き込んで、実際に夢をかなえてもらうというもの。3万5000を超えるさまざまな夢の中から、寺島さんの夢が選ばれ、その様子がCMで流れたのだ。

 CMの放送は2月末で終了したが、一度は見たことがある人も多いだろう。プロレスラーの長州力さんと寺島さんがリングに立ち、対決する。この姿を見て、ネット上では「泣けた」「グッときた」といったコメントが数多く寄せられた。

 ちなみに記者も寺島さんの戦いを見て、心を打たれてしまったのだ。テレビCMを見て、なぜこんな感情がわいてくるのか。その秘密を探るために、CM制作に携わったキリンビール・マーケティング部の山田さよさんに話をうかがった。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。(まだこのCM〈180秒〉を見ていない人は、下の再生ボタンを押してご覧いただきたい)

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