ここからは、いくつか例文を紹介します。
- Thanks for pointing that out. I'll do it again. (すみません。すぐにやります。)
Thanks for ……は前向きな言い回しでやる気を表します。「ご指摘ありがとうございます。もう一度やります」でポジティブな謝罪を。
- I know that my mistake caused a big loss. I'm really sorry. (私のミスで大きな損失を出してしまいました。申し訳ございません。)
I'm sorry for the loss.では、誰かが亡くなったことへのお悔やみ・同情になります。
- Let's first focus on fixing the problem. (ミスはしょうがないから、すぐに修正してください。)
Just fix it.は「グズグズしないで早く直しなさい」というイライラ感を含みます。「まずは問題の修正に集中してください」と言えば、感情的に聞こえません。
- Could you help him out and give him some training? (彼のミスのフォローをお願いします。)
help …… outは、「〜が大変な状況から脱出するために手伝う」の意味で使える表現です。「彼が手伝って少し鍛えてやってくれませんか?」と言ってフォローを頼みます。
- I'm sorry for missing the appointment. I'm afraid I got the data wrong.(日時を間違えてしまいました。すみません。)
Sorry about getting the time wrong.では、非常に軽い謝罪です。sorryを使うのであれば、I'm sorry for ……で誠意を伝えましょう。
- I should have been more careful and let you know. (報告するのを忘れていました。)
日本語に近いI forgot to tell you.には「申し訳ない」の含みはほとんどありません。「もっと注意深く、きちんとお知らせすべきでした」と謝罪の意を込めます。
- I think the meeting was at 3:00. (会議は3時からですよ。)
I thinkを付けることで、相手の間違いを責めるニュアンスがなくなり、ずっとソフトになります。
- We're late because I miscalculated the schedule. (もっと時間があると思って遅れてしまいました。)
I thought we had more time.は誤ってはいますが言い訳のようにも聞こえます。「スケジュールを間違ってしまったので遅れました」であれば、謝罪の言葉になります。I'm sorry.を付ければ、さらに気持ちが伝わります。
- I feel more productive when I'm not next to him. (彼とは仕事をしたくない。)
I don't want to work with him.では子どもの不満にしか聞こえません。「彼がそばにいなと、より建設的になります」のように前向きに表現します。
- He has issues with being told what to do. (彼が言うことを聞いてくれません。)
He won't listen to me.では「もうどうにもならず、私ってかわいそうでしょ?」という含みを匂わせます。have issues with ……を使い「彼にはやるように言われることを反対する傾向があります」と言えば、かなり冷静で悪口には聞こえません。
次回は、受注・発注時によく使われるフレーズを紹介します。
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日本語でも活用されることがある、英語の慣用句。しかし、ネイティブからすると、違和感を覚えるものもあるようです。今回はそんなビジネスで気軽に使うと危ない英語の慣用句を紹介します。
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英語以外で、あなたが学習したいと思っている言語は何ですか? 全国の男女に聞いたところ「中国語」がトップ。ただ昨年の調査結果と比べると、「中国語」と答えた人は大幅に減少した。イーコミュニケーション調べ。
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ロゼッタストーン・ジャパンは、オンライン英会話プログラム「Rosetta Stone ReFLEX」の正式販売を開始。予約不要でいつでも英会話ができるなど、日本人の英会話へのハードルを越える製品だという。
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「人材のグローバル化」「社内公用語は英語」といった動きがあるが、このことに焦りを感じている人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代の男女に聞いたところ「焦りを感じる」と答えた人は57.5%だった。ロゼッタストーン・ジャパン調べ。
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