インタビュー
» 2013年03月20日 00時00分 UPDATE

仕事をしたら“10年後のサラリーマン”が見えてきた(後編):会社員の最大のリスクは「上司」――なぜ? (1/4)

サラリーマンにとって、最大のリスクは何だろうか。リクルートを辞めて、中学校の校長を務めた藤原和博さんは「上司」だという。なぜ上司が最大のリスクなのか。話を聞いた。

[土肥義則,Business Media 誠]

仕事をしたら“10年後のサラリーマン”が見えてきた:

 「2023年」と聞いても、まだまだ時間はたっぷりあると思う人も多いだろう。しかし環境変化のスピードは速い。私たちの親が生きてきた時代とは、きっと違う働き方が求めらているはずだ。10年後の社会はどうなっているのか?――そのヒントを探るために、藤原和博さんに話を聞いた。聞き手はBusiness Media 誠編集部の土肥義則。全3回でお送りする。

 藤原さんに話を聞く前に、彼の経歴を簡単に紹介しよう。藤原さんは1978年、大学を卒業後、リクルートに入社。30代前半で営業本部長に就任し、その後は欧州にも駐在した。40歳のときに同社を退社し、会社とパートナー契約を結び「フェロー」(客員社員)に。そして47歳で、東京都では義務教育初の民間校長に就任した。5年後に退任してからは「教育改革」を広めながら、東日本大震災の支援活動なども行っている。


サラリーマンの最大のリスクは「上司」

土肥:サラリーマンがたくさんの給料をもらうためにはどうすればいいのか――。人口が減少して、以前のような経済成長が難しい日本で、藤原さんは「レアな存在になることが大切」だと話されました。

 前回、「レアな存在」になる方法を紹介していただきましたが、さらにこんなことも話されました。「サラリーマンにとって、最大のリスクがある」と。その最大のリスクって、何でしょうか?

藤原:「上司」ですね。

土肥:ん? 上司? でもサラリーマンに上司がいない人なんていませんよね。ということは、全員リスクを抱えていると?

藤原:確かにサラリーマン全員にリスクはあるのですが、若い人にとってはあまりリスクはありません。なぜなら上司とうまくいかなければ、その上司が飛ばしてくれるから。そして幸運が開けてくる可能性がある。

 でも課長、次長、部長、役員と出世すればするほど、上司がすべてになってしまう。その上司とウマが合わなければ、サラリーマン人生が終わってしまう。35歳の人が10年後、45歳になれば、上司のリスクが倍増するんですよ。このことに気付いている人って、ほとんどいないんですよね。

土肥:上司が自分の幸せを握っている、と?

yd_fujiwara20.jpg 「サラリーマンの最大のリスクは『上司』」という藤原和博さん(BBT大学の控え室にて)
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