ここからは、いくつか例文を紹介します。
- My name is Taro Suzuki, from Ascom. I have an appointment from 11:00 with Mr.Green. (11時にグリーン部長とアポイントを取っておりますアスコムの鈴木太郎です。)
国際ビジネスの場では「部長」「課長」のように相手を役職で呼ぶ習慣がありません。
- It's an honor to meet you. (よろしくお願いします。)
直訳すると「お会いできて光栄です」。日本人が言いがちなIt's nice to meet you.は社交辞令に聞こえます。あえて丁寧な言葉で本当の気持ちを表現します。
- Thanks for coming today. We'll make sure it's worth your time. (今日はお忙しい中、ご来社いただきありがとうございます。)
ネイティブ流なら、We'll make sure it's worth your time.「必ずやお時間に見合うだけの価値があると確信いたします」と言って、こちらの情熱を伝えます。
- Sorry to make you come in the rain. (雨の中、わざわざお越し頂きありがとうございます。)
Thanks for coming all this way in the rain.でもOKです。
- This is our latest model. I can't wait to show you what it can do. (わが社の新商品はこちらになります。)
「こちらが最新のモデルです。どのような機能があるのか、お見せするのが楽しみです」と相手をワクワクさせましょう。
- This is the fastest printer on the market. (この商品の一番の特長はこちらです。)
「こちらが市場最速のプリンタです」とダイレクトに特長を述べれば相手の心に直接届きます。
- Do you need time to think about it? (いかがでしょうか?)
What do you think? では「それで、どう?」のようなニュアンスです。「ご検討の時間が必要ですか?」と積極的に相手の意見を仰ぎます。
- As you can see, this meets your need. (どうですか?)
How about it? は、言い方によっては圧力をかけているようにも聞こえます。「ご覧の通り、ご要望にピッタリです」と表現します。
- I think you'll be happy with these conditions. (この条件でいかがですか?)
These are our conditionsでは、「嫌なら仕方がない。他で相談してください」という含みがあります。
- I'm pretty sure these are the best terms you'll find. (こちらの条件をのんでください。)
「こちらが御社にとりまして最高の条件だと確信しています」とポジティブに伝えます。
- We can accept these conditions this time. (その条件で問題ありません。)
We have no problem with these conditions.では、今後の値段の交渉がしにくくなる可能性があります。「今回はこの条件で了承します」と伝え、今後の交渉の余地を残します。
- I think this is a win-win price. (この辺りで譲歩いたしましょう。)
win-winとは「双方にとって利益/メリットのある」という意味。「お互いにとってはこれがよい価格だと思います」となります。
次回は、会社内で進ちょく状況を報告するときによく使われるフレーズを紹介します。
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日本語でも活用されることがある、英語の慣用句。しかし、ネイティブからすると、違和感を覚えるものもあるようです。今回はそんなビジネスで気軽に使うと危ない英語の慣用句を紹介します。
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ロゼッタストーン・ジャパンは、オンライン英会話プログラム「Rosetta Stone ReFLEX」の正式販売を開始。予約不要でいつでも英会話ができるなど、日本人の英会話へのハードルを越える製品だという。
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「人材のグローバル化」「社内公用語は英語」といった動きがあるが、このことに焦りを感じている人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代の男女に聞いたところ「焦りを感じる」と答えた人は57.5%だった。ロゼッタストーン・ジャパン調べ。
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