感想を求める場合は「Do you ……?」より「Any thoughts?」ネイティブに伝わるビジネス英語(2/2 ページ)

» 2013年03月13日 08時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
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営業活動時に活用頻度の高い表現

 ここからは、いくつか例文を紹介します。

営業先に出向く

  • My name is Taro Suzuki, from Ascom. I have an appointment from 11:00 with Mr.Green. (11時にグリーン部長とアポイントを取っておりますアスコムの鈴木太郎です。)

 国際ビジネスの場では「部長」「課長」のように相手を役職で呼ぶ習慣がありません。


  • It's an honor to meet you. (よろしくお願いします。)

 直訳すると「お会いできて光栄です」。日本人が言いがちなIt's nice to meet you.は社交辞令に聞こえます。あえて丁寧な言葉で本当の気持ちを表現します。


先方を出迎える

  • Thanks for coming today. We'll make sure it's worth your time. (今日はお忙しい中、ご来社いただきありがとうございます。)

 ネイティブ流なら、We'll make sure it's worth your time.「必ずやお時間に見合うだけの価値があると確信いたします」と言って、こちらの情熱を伝えます。


  • Sorry to make you come in the rain. (雨の中、わざわざお越し頂きありがとうございます。)

 Thanks for coming all this way in the rain.でもOKです。


商談:商品説明

  • This is our latest model. I can't wait to show you what it can do. (わが社の新商品はこちらになります。)

 「こちらが最新のモデルです。どのような機能があるのか、お見せするのが楽しみです」と相手をワクワクさせましょう。


  • This is the fastest printer on the market. (この商品の一番の特長はこちらです。)

 「こちらが市場最速のプリンタです」とダイレクトに特長を述べれば相手の心に直接届きます。


商談:相手の意見を聞く

  • Do you need time to think about it? (いかがでしょうか?)

 What do you think? では「それで、どう?」のようなニュアンスです。「ご検討の時間が必要ですか?」と積極的に相手の意見を仰ぎます。


  • As you can see, this meets your need. (どうですか?)

 How about it? は、言い方によっては圧力をかけているようにも聞こえます。「ご覧の通り、ご要望にピッタリです」と表現します。


商談:取引条件の提示

  • I think you'll be happy with these conditions. (この条件でいかがですか?)

 These are our conditionsでは、「嫌なら仕方がない。他で相談してください」という含みがあります。


  • I'm pretty sure these are the best terms you'll find. (こちらの条件をのんでください。)

 「こちらが御社にとりまして最高の条件だと確信しています」とポジティブに伝えます。


商談:条件を受け入れる場合

  • We can accept these conditions this time. (その条件で問題ありません。)

 We have no problem with these conditions.では、今後の値段の交渉がしにくくなる可能性があります。「今回はこの条件で了承します」と伝え、今後の交渉の余地を残します。


  • I think this is a win-win price. (この辺りで譲歩いたしましょう。)

 win-winとは「双方にとって利益/メリットのある」という意味。「お互いにとってはこれがよい価格だと思います」となります。



 次回は、会社内で進ちょく状況を報告するときによく使われるフレーズを紹介します。

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