アイデアをほめるときは「good」より「great」と言おう:ネイティブに伝わるビジネス英語(2/2 ページ)
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
ここからは、いくつか例文を紹介します。
- I have an idea that I'd like to tell you about. (今考えている企画があるのですが、聞いてもらえませんか。)
- I'd like to work on a project that I'm really excited about. (すごくやりたいプロジェクトがあり、すぐにでも取り掛かりたいのですが。
単なる事実を伝えるだけでは相手の心は動きません。発言者の情熱が伝わるように言いましょう。
ちょっと考えてからI know! と言うと、アイデアの期待度が高まります。
- This probably won't work. (多分、難しいのではないでしょうか。)
- Could you put together a proposal draft? (たたき台を作ってくれませんか?)
「たたき台」は、a proposal draftと言います。
- Do you think you could make a full 20-page set by 3:00 today? (資料を一式そろえてくれないかな?
Do you think you could〜は「〜して頂けますか?」という丁寧な依頼文で、目上や目下にかかわらず誰にでも使える便利な言い回しです。英語の場合、ほしい資料の分量、時間指定も忘れずに。
- Could you give me just 20 minutes of your time? (ちょっとお時間を頂きたいのですが。)
英語では必ず具体的な時間や量を指定して。
- If you don't mind, I'll make a proposal draft for you to consider. (もし差し支えなければ、企画書をまとめますのでご検討頂けますか?)
If you don't mind……の一言を加えるだけで、相手の意見を取り入れる気持ちがあるという意思表示になり、印象がグッと違ってきます。
- I like it, I do. (すごくいいね。)
I like it.でもOKですが、likeには「大好きというわけではない」というニュアンスがあります。「大好き」ならI love it.ですが、ビジネスの場ではやや情緒的に過ぎるので、I do.を付け加えることで自分の「好きである」気持ちを落ち着いたニュアンスで相手に伝えます。
- You've done your homework. I like it. (しっかりと考えてあるし、いいと思います。)
You've done your homework.は決まり文句で「やるべきこと(宿題)はやった」。転じて「しっかり考えてある」というニュアンスになります。
- Okey, let's do it. (じゃあ、やりましょう。)
Let's try to do it.だと、「だめでしょうけど、やってみましょう」というニュアンスで伝わる可能性があります。
- Thanks to you, I got approval! (承認をもらうことができました。)
I got approval.では事実を告げているだけ。Thanks to you……「おかげさまで」を付けることで、相手への感謝を表します。
次回はプレゼン時に使うフレーズを紹介します。
- ビジネスで使うと危ない(?)6つの英語の慣用句
日本語でも活用されることがある、英語の慣用句。しかし、ネイティブからすると、違和感を覚えるものもあるようです。今回はそんなビジネスで気軽に使うと危ない英語の慣用句を紹介します。
- やはり英語は必要なのか? 日本人にとっての壁
「英語がうまく話せない。なんとかしなければ」と思っている人も多いのでは。「社内公用語は英語」「グローバル化が加速」といった言葉を目にするが、ビジネスパーソンにとって英語はどこまで必要なのだろうか。
- 中国語人気に陰り? 学習したいと思っている言語
英語以外で、あなたが学習したいと思っている言語は何ですか? 全国の男女に聞いたところ「中国語」がトップ。ただ昨年の調査結果と比べると、「中国語」と答えた人は大幅に減少した。イーコミュニケーション調べ。
- 予約不要でいつでも英会話、ロゼッタストーンのオンラインプログラム正式販売
ロゼッタストーン・ジャパンは、オンライン英会話プログラム「Rosetta Stone ReFLEX」の正式販売を開始。予約不要でいつでも英会話ができるなど、日本人の英会話へのハードルを越える製品だという。
- 英語で話しかけられたら、どんな反応をしますか?
「人材のグローバル化」「社内公用語は英語」といった動きがあるが、このことに焦りを感じている人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代の男女に聞いたところ「焦りを感じる」と答えた人は57.5%だった。ロゼッタストーン・ジャパン調べ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.