調査リポート
» 2013年02月28日 14時14分 UPDATE

ジュエリー販売が6年ぶりに増加、資産目的の購入も

矢野経済研究所の「宝飾品市場に関する調査」結果によると、2012年の市場規模は前年比1.8%増の9110億円と、6年ぶりに増加したことが分かった。富裕層を中心に高額商品の購買が伸びているようだ。

[Business Media 誠]

 矢野経済研究所は2月22日、「宝飾品(ジュエリー)市場に関する調査」結果を発表。それによると、2012年の市場規模は前年比1.8%増の9110億円と、6年ぶりに増加したことが分かった。前年に起こった東日本大震災の落ち込みの反動もあるが、2010年の市場規模(9104億円)も上回っていることから、消費が確実に回復していることがうかがえる。

 矢野経済研究所では「富裕層を中心に高額商品の購買が伸びており、百貨店における外商販売や、全国の宝飾問屋や小売店が主催する催事販売などが好調に推移した。一方、2011年より地金価格の高騰が続いている。結婚指輪など石の付いていない地金商品は、地金価格に連動して販売価格も上昇する傾向があるため、消費者は将来の値上がりへの期待や資産目的で地金商品を購入するケースも出てきている」と分析している。

ah_yano1.jpg 宝石・貴金属小売市場規模推移(出典:矢野経済研究所)

 今後については堅調に回復を続け、2015年の市場規模は1兆円に達すると予測。具体的なプラス要因としては、「外国人観光客の増加や地金価格の値上がりを期待した保有目的購入の拡大、メンズジュエリーの好調な販売、消費税増税前の駆け込み需要なども期待される」(矢野経済研究所)としている。

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