熟年離婚という言葉を聞くことも珍しくなくなった昨今。長年連れ添った夫婦は、お互いのことをどのように思っているのだろうか。
博報堂の調査によると、40~60代の夫婦に「生まれ変わっても今の相手とまた夫婦になりたいですか」と尋ねたところ、「そう思う(とてもそう思う+ややそう思う)」は男性では50.1%と半数を超えていたが、女性では38.5%にとどまった。
「そう思う」の割合を年代別にみると、40代では男性54.2%、女性43.6%とそれぞれ全体の平均より高かったが、50代以上になると大きく減少。博報堂では「50代に子どもが自立し、改めて夫婦2人になった時、夫の子育て協力度合いや逆に妻の子ども一辺倒だったことなどへの不満が出てしまった」とコメントしている。
「最近、配偶者との間で増えた時間」を聞くと、「食事をする時間」(34.7%)と「会話する時間」(33.2%)が上位。以下、「相手の話を聞く時間」が29.1%、「普段の買い物をする時間」が27.8%、「外食をする時間」が27.6%、「旅行に行く時間」が26.3%で続いた。
ほとんどの項目で女性より男性の方が割合が高くなっているが、「男性は妻との時間を積極的に作ろうと努力していることがうかがえるが、夫が努力していると思うほど、妻は増えたと思っていない」(博報堂)
一方、「今後、配偶者との間で多くとりたい時間」では、「旅行に行く時間」が46.5%でトップ。以下、「会話する時間」が38.7%、「外食をする時間」が28.7%、「散歩や散策をする時間」が27.6%、「相手の話を聞く時間」が27.1%で続いた。
インターネットによる調査で、対象は40~60代男女2700人(男性1350人、女性1350人)。調査期間は2012年12月8日から10日。
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