就職難が続く中、大企業の内定を複数とる学生が「カリスマ内定者」と呼ばれている。彼らの就活ノウハウなどを参考にしたい、と思っている就活生はどのくらいいるのだろうか。
現在就職活動中の大学3年生と大学院1年生に聞いたところ「カリスマ内定者を参考にしたい(ややを含む)」と答えた人は61.3%であることが、マクロミルの調査で分かった。また「カリスマ内定者に憧れる」という人は57.3%、「カリスマ内定者に自分もなりたい」は54.0%。「就活マニュアル本や対策本以外にエントリーシートの書き方や面接の技術をカリスマ内定者に学ぶ姿勢は、就活のマニュアル化の流れが顕著になっていることを示していると言えそうだ」(マクロミル)
カリスマ内定者に憧れる人は57.3%(出典:マクロミル)
就職活動で悩んでいる人はどのくらいいるのだろうか。「悩んでいる(とても+少し)」という人は86.0%。具体的にどんなことで悩んでいるのかを聞いたところ「漠然とした不安や焦り」(84.9%)と答えた人が最も多く、次いで「就職活動にお金がかかる」(50.0%)、「自分のアピールポイントがない」(48.4%)、「やりたい仕事が見つからない」(35.3%)、「企業・業界研究ができない」(31.8%)と続いた。
就職活動の悩み(出典:マクロミル)
インターネットを使った調査で、現在就活中の大学3年生と大学院1年生300人が回答した。調査期間は2月8日から11日まで。
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