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» 2013年02月27日 08時00分 UPDATE

ネイティブに伝わるビジネス英語:仕事を切り上げるとき、「Let's finish.」ではダメ (1/2)

第11回は、家に帰る際に使えるフレーズです。

[デイビッド・セイン,Business Media 誠]

集中連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」について

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 本連載は、日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさん執筆の書籍『出社してから帰るまで ネイティブに伝わるビジネス英語700』『30秒英語プレゼン術 エレベーター・スピーチでビジネス英語のレベルが一気に上がる!』『打ち合わせから出張まで ネイティブに伝わるビジネス英語 ワンランクアップ編』(アスコム刊)から一部抜粋しています。

 ――あなたは残念な英語になっていませんか? ビジネス英語では、日常英会話よりもさらに、伝えたいことが正確に、はっきりと伝わることが大切です。

 でないと、思わぬ誤解から、仕事が失敗に終わったり大きな損失を出してしまったり、相手を怒らせてしまう可能性があるのです!

 しかし、実際のビジネスシーンでは「使ってはいけない表現」を使ったり、「誤解されやすい表現」を使ったり………。残念なビジネス英語が飛び交っています。そして、そのことに気付いていないのは話している本人だけだったりします。

 書籍では、使ってはいけない表現と、ネイティブに「ちゃんと伝わる」表現を紹介しています。


 日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさんによる連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」。第11回は、家に帰る際に使えるフレーズを取り上げます。

 →連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」バックナンバーはこちら

チャプター11:帰宅編

 まずは、意味は似ていますがネイティブには伝わりにくい表現から。

取りあえず今日はここまでにしましょう。

  • Let's finish up here.
  • Let's finish. ←ネイティブには伝わりにくい表現

 英語が難しいのは日本語をそのまま訳しても、ネイティブの耳にはその英語が別の意味に聞こえてしまうことが多々あるからです。Let's finish.は確かに「終わりましょう」なのですが、ネイティブは「最後まで仕事を完成させましょう」と言われたと思う可能性があります。

 完成はしていませんが、「今日はひとまず帰りましょう」と言うのであれば、Let's finish up for today.「今日は取りあえずここで終わりましょう」Let's finish up and go home.「ひとまず終わりにして家に帰りましょう」などど言えば、誤解されることはないでしょう。


ぜひご一緒しましょう!

  • Why don't you join me?
  • You can come, if you want. ←ネイティブには伝わりにくい表現

 日本語を文法通りに訳したら、if you want「もし来たいんだったら」You can come.「(仕方ないから)来てもいいよ」になってしまいます。これはあまり来てもらいたくない人に言う言葉です。

 Why don't you join me?は直訳すれば「どうして私に加わらないの?」、すなわち「ぜひご一緒しましょう」という心からお誘いのフレーズです。そのまま暗記して早速使ってみましょう。


コラム:米国会社員のアフターファイブ事情

 日本ではアフターファイブも会社業務の続きとばかりに、仕事が終わると同僚と「ちょっと一杯」というケースが常識となっています。しかし、最近ではアフターファイブの上司との付き合いを断る若手社員も増えているようですが、それでも日本独特のこの習慣は廃れることなく続いています。

 米国では、アフターファイブは働く人がプライベートに戻る時間です。そんな時間帯に取引先を接待したり、上司が部下を誘って飲みに行ったりすることはほとんどありません。お酒を飲みながら、部下の本音を聞いたり、意見交換をしたり、お酒の席を共にすることを利点だと考える日本人とは逆に、米国人は上司が特定の部下をお酒を飲むようなことをすれば、何か重要な判断を下すときに、公平になれないと考えています。リストラのために人事整理が必要なときなどです。

 いつも誘われている部下は、私生活を楽しむ権利を侵害されたと思うかもしれませんし、誘われない部下は不公平だと言って上司を相手に訴訟を起こすかもしれません。お国事情とは違うもの。郷に入っては郷に従え(When in Rome, do as the Romans do.)でいくのが良さそうですね。

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