東北在住の人に聞く、結婚相手に望む年収はいくら？

[Business Media 誠]

　東日本大震災をきっかけに、結婚に対する意識に変化がある人はどのくらいいるのだろうか。東北地方に住む独身の男女に聞いたところ、「結婚への意識が高まった（結婚したい＋気持ちが強くなった）」と答えた人は23.0％であることが、オーネットの調査で分かった。一方、「結婚したいという気持ちが弱くなった」は2.3％、「結婚したくなくなった」は2.8％にとどまった。

　独身である理由を聞いたところ、男性のトップは「経済・雇用の不安」（40.0％）。一方の女性は同15.2％にとどまり、約25ポイントの差があった。男女ともに割合が高いのは「異性との出会いがほとんどない」（37.9％）や「自由や気楽さを失いたくない」（24.4％）だった。

結婚相手に望む年収

　結婚を考えるとき、どんなことを重視しているのだろうか。全体の1位は「性格／人柄」（88.0％）だったが、男性は83.4％であるのに対し、女性は92.4％とやや多い。次いで「価値観」（55.9％）、「愛情」（52.4％）と続いた。「収入」については、62.3％の女性が重視すると答えたのに対し、男性は9.7％にとどまった。

　女性が結婚相手となる男性に望む年収は平均459万円。東北6県の中で、希望する年収が最も高かったのは福島県の487万円、逆に最も低かったのは青森県の408万円だった。

　男性が結婚相手となる女性に望む年収は平均163万円。最も高いのは宮城県の178万円、逆に最も低かったのは青森県の143万円だった。男女の希望額を合わせた年収は621万円。県別でみると、最も高いのは宮城県の653万円、最も低いのは青森県の551万円という結果に。

　インターネットによる調査で、東北地方に住む独身男女649人が回答した。調査期間は2月6日から8日まで。