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» 2013年02月18日 12時00分 UPDATE

ビジネスにもプライベートにも使えるWindows 8【後編】:防水、防塵機能も――いま買えるWindows 8搭載タブレットの魅力 (1/2)

米Microsoftの新OS「Windows 8」は、用途に合わせて2つのユーザーインタフェースを使い分けられ、タブレットにも利用できる点が特徴だ。後編ではWindows 8を搭載したタブレットの特徴を見ていこう。

[笠原一輝,Business Media 誠]

 前編「Windows 8で何が変わったのか? 初心者の疑問をひも解く」では、Windows 8(以下、「8」)の特徴や既存OSとの違いなどをまとめた。

 「8」は、新しく導入したModern UIと従来のWindowsと同じWindowsデスクトップ(以下、デスクトップ)の2つのユーザーインタフェースを備えた新OSだ。そしてタッチ操作に最適化した“Windowsストアアプリ”と、キーボードやマウス操作に最適化した“Windowsデスクトップアプリ(従来のアプリケーション)”の2種類のアプリケーションを活用できる。

 そうした「8」の特徴を生かすため、各PCメーカーは、ノートPCに加えて新しい形状の製品を投入している。例えば、液晶ディスプレーが回転したりスライダー構造でスライドしたりすることで、タブレットとしてもノートPCとしても使える「コンバーチブル型」のノートPC。ソニー、東芝、パナソニック、Lenovo、ASUSTeKなどが販売している。

shk_w0807.jpg スライド構造を採用した、ソニーの11.6型ノートPC「VAIO Duo 11」

 VAIO Duo 11のようなコンバーチブル型だけでなく、「8」ではこれまでのWindows搭載機ではあまり見られなかったカテゴリの製品も登場している。それが、AppleのiPadのように、タッチパネルの操作だけで利用できるタブレットだ。

 従来のWindowsでもタブレットは存在していたのだが、どちらかと言えば業務用に限っており、一般消費者向けの製品にはラインアップしていなかった(前編で述べた通り、従来のWindowsはタッチ操作に最適化していなかったからだ)。それが「8」では、Modern UIと呼ぶタッチ操作に最適化したユーザーインタフェースを標準搭載している。Windowsストアアプリを利用すれば、すべての操作をタッチで完結できるのだ。このため、コンシューマ向けにも「8」搭載のタブレットが登場し、多数が販売されている。

 タブレットでも、OSはWindowsであるので、もちろん従来のWindows端末向けアプリケーションはそのまま利用できる。その場合には、USBポートなどにキーボードやマウスを接続して利用することになるが、そうすればノートPCと同じような感覚で利用できる。こうした過去のソフトウェア資産を生かせることが、iOSやAndroidタブレットにはない、「8」搭載タブレットの最大の特徴といえるだろう。

一部機種が対応しているConnected Standbyにも注目

 同じ「8」搭載タブレットでも、実は2種類の製品がある。それが「Connected Standby」という新しい待機状態に対応している製品と、そうでない製品だ。

 Connected Standbyは、PCをネットワークに接続した状態のまま待機状態にする新しい機能だ。スマートフォンやタブレットの待機状態(画面がオフになっているだけで着信があったり電源ボタンを押すと即時に復帰する状態)をWindowsで実現する。

 従来の待機状態は、CPUなどを完全にオフにしてしまっていたために復帰までに1秒〜数秒は時間がかかっていた。対して、Connected Standby対応の端末は電源オンで即画面がついて利用できる状態に復帰する。

 また、Connected Standbyに対応した「8」搭載端末は、待機時の電力が従来の待機時に比べて圧倒的に低いのも特徴だ。Connected Standbyに対応していない「8」搭載端末は、待機状態のままにしておくと数日間でバッテリーがすべてなくなってしまう。これに対して、Connected Standbyに対応した端末は20日〜25日は内蔵バッテリーだけで待機しておける。

shk_w0808.jpg Connected Standby対応と未対応の違い。今の時点で、日本で発売している対応端末はタブレットのみとなっている

 Connected Standbyを利用するには、CPUがConnected Standbyに対応している必要がある。2012年2月時点、日本で発売中の端末でConnected Standbyに対応しているx86プロセッサは、Intelの「Atom Z2760」のみ。それ以外のプロセッサを搭載した製品はConnected Standbyには未対応となる。従って、現時点でタブレットやスマートフォンと同じ感覚で「8」搭載タブレットを利用したい人は、Atom Z2760を搭載した製品がベストチョイスということになる。

shk_w0809.jpg IntelのAtom Z2760
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