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» 2013年02月11日 08時00分 UPDATE

サカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」:「転職にご興味は?」と電話がかかってきたら――会社の怖い話 (2/3)

[サカタカツミ,Business Media 誠]

意外な場所であなたの情報が漏れている

 これだけソーシャルメディアが利用されるようになると、自分の情報が他人に漏れないようにするのはとても難しくなってきました。それでも、自分がどこに勤めているのか、どんな仕事をしているのか、どんな経歴があるのかをうまく隠している人も少なくありません。逆に、イマドキはフルオープンにして、よその会社のリクルーターがもっと条件の良い仕事や職場を提供してくれないかと、あえて「誘われる」時代になっているともいえるでしょう。そのあたりの情報の出し入れは、個人の裁量(と注意深さ)でどうとでもなる部分。誘われたくない、という人は情報を出さなければ良いのです。

ay_sakata02.jpg FaebookやTwitterなどのソーシャルメディアは自分の情報が漏れやすい

 しかし、意外な場所から自分の情報が漏れるケースがあります。一つは、自社の新卒採用サイトです。そこに掲載されている先輩情報のコーナーを見てみるといいでしょう。名前、年齢、学校名、学部、いま働いている部署、どんな仕事をしているのか、どんな資格を持っているのか、趣味や私生活の過ごし方などが、事細かに書いてあります。そう、この会社に勤めたら、こんな仕事が待っていて、こんな学校を出た、こんな趣味を持つ先輩と働くことができますよ、と就活生を誘うページは、実は個人情報の宝庫なのです。ここに掲載されている社員に対して、連絡するのは難しいことではありません。その会社の代表番号に連絡して、その社員の名前を告げればいいのです。よほどのことがない限り、取り次ぎを拒否されることはありません。

 「どんな学校を出て、年齢はいくつで、どんな仕事をしていて、どんな資格を持っているのか」がご丁寧にも掲載されているわけですから、その社員の能力なども多少は類推できますし、転職エージェントがスカウトするきっかけになる可能性はゼロではありません。企業によっては「先輩紹介、アップしましたー」と無邪気に、ツイッターなどのリクルーティングアカウントで紹介していますが、そこにリスクを含んでいることをどこまで承知しているのかなと、疑問に思うことがあります。

 しかし、本当に怖いのはこの話ではありません。個人情報の流出元が、実は「足元である」可能性も、ゼロではないのです。

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