家族や友人との同居ではなく、他人とのつながりを持ちながら住む「ソーシャルアパートメント」。ひとつの住居を複数人で共有する「シェアハウス」とは異なり、ソーシャルアパートメントには賃貸マンションやアパートに共用施設が加えられ、そこをシェアすることができる。
そのソーシャルアパートメントに住んでみたいという人はどのくらいいるのだろうか。20〜50代の人に、ソーシャルアパートメントに体験居住をしてみたいですかと聞いたところ、全体の25.8%は「はい」と答えていることが、セルコホームの調査で分かった。男女年代別でみると、20代女性の41.6%が「はい」と回答し、若い女性の間で新しい住居形態が注目されていることがうかがえた。
またソーシャルアパートメントに対するイメージを聞いたところ「家賃を抑えることができる」(61.5%)、「トラブルが不安」(60.1%)が6割を超えた一方で、「ひとり暮らしより安全」(35.2%)は3割にとどまった。「家賃を抑えることができるというメリットを感じながらも、人間関係などのトラブルを不安視している様子がうかがえた」(セルコホーム)としている。
次いで「寂しくない」(27.5%)、「ライフスタイルが新しい」(25.7%)、「災害時に安心」(22.3%)が続いたほか、「価値観が近い人と接することができる」(16.3%)、「飲み会やパーティーが楽しめる」(15.4%)という人間同士のつながりやコミュニケーションを期待する人もいた。
インターネットによる調査で、20〜59歳の男女2000人が回答した。調査期間は2012年12月5日から12日まで。
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