1974年生まれ、学習院大学文学部卒業。在学中から、テレビ情報番組の制作に携わり、『フライデー』の取材記者として3年間活動。その後、朝日新聞、漫画誌編集長、実話紙編集長などを経て、現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌でルポを発表するかたわらで、報道対策アドバイザーとしても活動している。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。近著に『死体の経済学』(小学館101新書)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)がある。
先週、バスケ部主将が自殺した桜宮高校の運動部のキャプテンだった3年生たちが記者会見をした。
「なぜ高校生の私たちが、こんなにもつらい思いをしなくてはいけないのか分かりません」
「このまま自分たちの大切な後輩を残して卒業できないので、体育科として入学試験を行うよう求めるとともに、桜宮高校のすべての先生を人事異動で入れ替えないでほしい」
こんなことを訴える生徒たちを見た“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さんが、「誰が仕組んだのかしら? 何かヘンすぎ」と背後で糸をひく人間の存在をにおわした。教育関係者はわりとよくこういう手をつかう。元教諭だけにピンときたのだろう。
しかし、これに対して会見に出た女生徒のひとりが反論する。尾木ママのブログに「先生をかばうために会見したわけではない。自分たちが学校を大切に思っていることや、学校の良い部分も知ってほしかっただけ」とカキコミし、あくまで自主的にやったことだと主張した。
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