首都圏マンション市場、千葉県の供給が大幅に増加

» 2013年01月22日 13時36分 公開
[Business Media 誠]

 不動産経済研究所は1月21日、首都圏マンション市場動向を発表。それによると、2012年に首都圏で供給された民間分譲マンションは前年比2.5%増の4万5602戸だったことが分かった。地域別に見ると、都区部(同0.1%減)や神奈川県(同2.0%減)、埼玉県(同0.8%減)は微減したが、都下(同14.1%増)や千葉県(同22.9%増)の伸びが目立った。

 2013年についても同9.6%増の5万戸と2年連続で伸びる見込み。2012年と同じく千葉県(同52.9%増)や都下(同13.1%増)が増えそうだ。

地区別供給戸数(出典:不動産経済研究所)

 1戸当たりの平均価格は前年比0.8%減の4540万円と、2年連続で下落した。都下は前年比4.7%増となった一方、千葉県は同5.5%減と対照的となった。

 1戸当たり1億円以上の“億ション”は同24.9%増の778戸と前年より大幅に増加。ちなみに最高額は「パークコート赤坂 ザ タワー」(港区、43階建て、全521戸、専有面積218.00平方メートル、平方メートル単価458.7万円)の10億円だった。

地区別価格動向(出典:不動産経済研究所)

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