日本人の92.2％が、オバマ大統領を支持――期待していることは？

[Business Media 誠]

　米国のオバマ大統領を支持している日本人はどのくらいいるのだろうか。15〜59歳の男女に聞いたところ、92.2％が「支持している」と回答していることが、ライフネット生命保険の調査で分かった。また1期目の就任前に行った調査でも支持率は89.7％だったことから、日本において高い支持を得ていることがうかがえた。

　日本の選挙制度に、米国大統領選のような方式を取り入れてほしいと思っている人はどのくらいいるのだろうか。「首相を国民の投票によって選ぶ方法を取り入れてほしい（ぜひを含む）」と答えたのは76.4％。ここ数年、日本では首相が毎年のように交代しているが、「首相の任期を定め、国民からの評価が良くても悪くても任期中は首相が変わらない（ぜひを含む）」と答えたのは42.1％。「コロコロと首相が交代するのではなく、一定期間、落ち着いて政治に取り組んでほしいと思っている人は少なくないようだ」（ライフネット生命保険）

2期目のオバマ政権に期待すること

　2期目のオバマ政権にどのようなことを期待している人が多いのだろうか。「日本経済への好影響」（63.9％）と答えた人が最も多く、次いで「日米同盟の強化」（49.3％）、「核なき世界の実現」（42.3％）、「アジア情勢の安定化」（40.8％）、「銃規制強化への取り組み」（37.8％）と続いた。「日本や米国の経済がよくなることや、世界、アジア、そして日本の平和へ期待を寄せている様子がうかがえた」（ライフネット生命保険）

　1期目の4年間で、どのようなことが印象に残っているのだろうか。「イラク戦争終結」（42.4％）と答えた人が最も多く、次いで「ノーベル平和賞受賞」（38.6％）、「医療保険制度改革法（通称：オバマケアの成立）」（21.0％）、「プラハ（チェコ）で行った『核なき世界』の演説」（20.5％）、「リーマンショック後の自動車産業再建」（20.4％）という結果に。

　インターネットによる調査で、15〜59歳の男女1000人が回答した。調査期間は2012年12月19日から22日まで。