2014年4月入社の就職戦線は「氷河期」または「売り手市場」どちらなのだろうか。企業の人事担当者に聞いたところ「氷河期(超氷河期を含む)」と答えたのは44.9%に対し、「売り手市場(かなりを含む)」は8.5%。依然として、新卒学生にとっては厳しい状況が続いていることが、楽天リサーチの調査で分かった。
「氷河期」と答えた人に、2013年卒採用時と比べた場合の変化を温度であらわしてもらったところ「プラスマイナス0度(昨年と同様)」(38.4%)がトップ。次いで「マイナス1〜10度」(16.7%)、「プラス1〜10度」(12.3%)と続いた。マイナスの合計は36.7%で、プラスの合計24.8%を11.9ポイント上回った。
ここ数年、ソーシャルメディアを使った就職活動――いわゆる“ソ−活”という言葉が登場しているが、企業側はソ−シャルメディアを採用にどの程度活用しているのだろか。
SNS(Twitter、Facebook、LINEなど)で企業情報を発信したり、学生とコミュニケ−ションをとったりしているかどうかをたずねたところ、15.9%が「はい」と回答。「SNSを通じて学生同士で就活に関する情報を取得する機会が多くなっているため、多くの企業は、今後SNSを有効な採用ツ−ルとして活用することが課題と言えるのではないか」(楽天リサーチ)としている。
インターネットを使った調査で、企業の人事担当者800人が回答した。調査期間は11月28日から29日まで。
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