ユニクロ・柳井氏が視る現実とは電子書籍ランキング

» 2012年12月21日 12時00分 公開
[Business Media 誠]

 「ビジネステレビ誠」では、電子書籍の売上ランキングを毎回発表しています。先日の放送で発表した、2012年11月の「経済・ビジネス」と「小説・文学」のジャンルから上位5冊(honto調べ)を記事でも紹介しましょう。


経済・ビジネス


 経済とビジネスのジャンルで1位を獲得したのは、『現実を視よ』(柳井正著)でした。柳井氏は、カジュアル衣料の製造販売「ユニクロ」を中心とした企業グループ持株会社であるファーストリテイリング代表取締役会長兼社長として、TVや新聞など、さまざまなメディアで話題になっている人です。

 2位には、クリス・アンダーソンの『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』がランクインしました。世界的ベストセラーとなった『フリー』『ロングテール』の著者でもあり、『ワイアード』US版の編集長として有名な著者の注目の新作です。

 筆者が気になったのは、4位の『100円のコーラを1000円で売る方法』。同シリーズは『コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法』と『100円のコーラを1000円で売る方法2』が出版されていますが、社会人経験が豊富な人にはマーケティングについて書かれた2作目もオススメです。ちなみに、著者の永井氏はアイティメディアが運営するオルタナティブブログブロガーであり、誠 Biz.IDでは「朝シフト仕事術」を連載していました。


小説・文学

 続いて、小説・文学のランキングです。


 小説・文学のジャンルでは、『新世界より』(貴志祐介著)が1位を獲得。同書は近未来を描いたSFで2008年の作品ですが、最近では漫画やアニメになるなど、原作にも非常に注目が集まっています。前回の1位を獲得した『悪の教典』が3位と、2作品同時のランクインとなりました。

 4位にランクインしたのは、『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉著)です。「お嬢様の目は節穴でございますか?」というドSな発言が印象的なこの作品ですが、当初は2007年に小学館『文芸ポスト』で掲載されたものです。その後、2011年に漫画化、またテレビドラマでは毒舌執事の影山役を嵐の櫻井翔、令嬢刑事の宝生麗子役を北川景子が演じたことで話題となりました。2013年には映画版の公開が決定しており、注目の書籍となっています。



 このランキングは、電子書籍や紙書籍の通販に加え、丸善やジュンク堂、文教堂などの提携書店が連動したハイブリッド総合書店「honto」の協力で作成しました。同書店は、購入した本を整理する本棚に加えて、提携書店での買い物で貯まるhontoポイントなど、本に関するさまざまなサービスを提供。電子書籍では文芸、ビジネス書、コミックや雑誌など、幅広いラインアップ。国内最大級の品ぞろえです。

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