子どもを持つ親は、日本の英語教育についてどのように感じているのだろうか。未成年の子どもを持つ親に聞いたところ、86.6%が「日本の英語教育に不満」と回答していることが、楽天リサーチの調査で分かった。
「不満」と答えた人に、その理由として「実用的な英語力が向上しない授業内容」(68.8%)、「英語を話す機会がない」(66.4%)、「受験英語と実践英語の乖離(かいり)」(60.2%)と、“勉強しても使えない”ことへの不満が目立った。
ちなみに日本の教育制度に不満を持っている人は74.0%。英語教育への不満は、教育制度全体よりも高いことが明らかになった。
自分の子どもにグローバルな視点を持ってほしいと思っている人はどのくらいいるのだろうか。この質問に対し、93.6%が「はい」と回答。また子どもに国際競争で戦える能力を身に付けさせたいと思うかという質問では「思う(やや+かなり)」は83.3%だった。
「思う」と答えた人に、どのような英語教育が必要だと思うかを聞いたところ「ネイティグや専任教師、国際経験のある教師の積極的な採用」(54.4%)がトップ。以下「受験英語から実践英語に授業・勉強方法を切り替える」(52.8%)、「英会話に重点を置く」(51.5%)と、ここでも“使える英語”への欲求がうかがえた。
インターネットによる調査で、未成年の子どもを持つ親1000人が回答した。調査期間は11月5日から6日まで。
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