長引く不景気……給料が上がらないとボヤく前に投資を始めてみては?

長引く不況で昇給が期待できないという声を聞く昨今。ネット証券の競争激化で取引手数料が下がっている今、投資を考えてみてはいかがだろうか。

» 2012年11月30日 10時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
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 円高や東日本大震災の後遺症に苦しむ日本経済。年功序列で給料が上がった時代も今は昔、石川啄木の言葉のように、働けど働けどなお我が暮らし楽にならざりじっと手を見る……という人も多いのでないだろうか。

 副業を禁止する企業もある中、増えない給料を補うために考える人が多いのが株式投資を代表とした資産運用だろう。実は今、ネット証券では手数料引き下げを実施しており、非常に取引しやすい環境となっているのだ。

 業界でも格安の手数料をさらに値下げするのが、ネット証券最大手のSBI証券。同社では11月30日から、国内株式のインターネット取引(現物・信用)手数料や、夜間でも取引できるPTS取引の手数料を大幅に引き下げた。現物取引(スタンダードプラン)で約定金額が20〜50万円の場合、手数料はわずか285円と業界最低水準となる。

11月30日に改定された現物取引手数料(スタンダードプラン)

 手数料を引き下げるだけでなく、トップランナーとして市場を拡大するため、初心者向けのさまざまな取り組みも行っているSBI証券。同社の鈴木建経営企画部長と、瀬畑史郎商品企画部長にその内容を聞いてみた。

――なぜ手数料を引き下げたのですか?

鈴木 一番の理由は、2013年1月に信用取引の制度改正があって、回転売買しやすくなることにあります。それに備えて、お客様により取引していただきやすい環境を提供したいと考えました。

 個人投資家の証券会社を選ぶ時に重視するポイントとしては、やはり手数料のファクターが大きいのが現状です。お客さんに資産を増やしていただくことを目的に私たちはサービスを提供しているのですが、取引のコストを下げることで、より効率的な資産運用を行っていただくことができるようになります。個人投資家の取引頻度が高い約定代金50万円あたりの手数料も引き下げているのですが、これによってかなり取引しやすくなったのではないでしょうか。

鈴木建経営企画部長(左)と瀬畑史郎商品企画部長(右)

――投資初心者や久しぶりに投資してみようと思っている人のために、今の株式市場の状況について教えていただけますか?

瀬畑 2005年末から2006年にかけてネット証券を通じて投資される人が増えて、弊社でも1カ月に8〜9万口座開かれた時期がありました。しかし、ライブドアショックやリーマンショックがあって、個人の投資意欲も市場の売買代金もかなり落ち込んでしまいました。

 東証一部の売買代金も1兆円を下回るようになっていたのですが、11月半ばに衆議院が解散して以降は、次期政権への期待感から取引が活性化して、売買代金も増えてきています。株価を見ても、かなり動きが出てきています。

――SBI証券では夜間でも取引できるPTSにも力を入れていて、今回の手数料引き下げの対象にもなっています。

瀬畑 ここ最近、PTSの売買代金は増えていますね。東証の取引時間外では19時ごろの取引が目立ちます。PTSには8時20分〜16時のデイタイム・セッションと19時〜23時59分のナイトタイム・セッションがあるのですが、19時はナイトタイム・セッションが始まる時間帯なので、それに合わせて注文を出される方が多くなっている感じです。

 特にナイトタイム・セッションだと、昼間に働いているビジネスパーソンでも参加できます。リアルタイムに取引できて、しかも購入した日にすぐ売ることもできるのがいいですよね。また、企業が決算発表などを開示する時間は15時や15時30分が多いのですが、ナイトタイム・セッションでは翌日の市場が開く前に取引できるのも大きなメリットです。

――初心者や久しぶりに投資してみようと思っている人におすすめのサービスはありますか?

鈴木 特に若い個人投資家では、投資信託の積み立て購入をされている方がいらっしゃいますね。SBI証券では毎月500円から積み立て購入できるのですが、将来に備えて購入される人が増えています。投資信託の取り扱い本数も、1263本(11月1日時点)と主要ネット証券で一番多くなっていますので。

 また、11月に始まったばかりなのですが、「投信積立銀行引落サービス」というものがあります。指定の銀行口座から毎月14日か27日のどちらかの日に自動的に引き落として投資信託を買えるというサービスで、証券総合口座へ入金する手間を省けます。もちろん振り込み手数料は無料です。利用できる金融機関は都市銀行5行を含め、地方銀行、信用金庫など合わせて222行(11月1日時点)もあります。ぜひお使いいただきたいですね。

株主優待で生活にうるおいを

 サービス拡充で、株式以外にも投資しやすくなっている昨今。投資の動機としても、単に株価の値上がりや配当金を狙ったものではないものも広まっている。その代表が株主優待だろう。

 「これはちょうど届いたばかりのカゴメの株主優待です。発売前の商品も入っていたりするんですよ。ケチャップのパッケージが“株主のみなさまへ”と書いてある特別仕様になっているのもグッときますね」

 そう話すのは、Business Media 誠で投資マンガ『カブ・ジェネレーション』を連載する雄山スズコさん。2004年から株式投資を始めたベテランである。『三国志』が好きだったことから、初めは中国株に投資。その後、日本株や米国株、ロシア株、インドネシア株、外国債券などにも手を広げていったのだという。

半期に1回届くカゴメの株主優待。5月に届く分は飲料、11月に届く分は食品が中心という。隣の冊子は雄山さんが株について描いたマンガ同人誌

 「投資をしていると生活にうるおいが生まれるんですよ。株主優待がもらえる時期や投資信託の分配金が入る日をカレンダーに付けておくと、それを楽しみに生活できるので」

 積極的に株主総会にも参加しているという雄山さん。株主総会というと小難しい経営の話だけと想像する人もいるだろうが、個人投資家が楽しめるイベントを行ったり、お土産を用意したりする企業も多い。

 「これはファンケルの株主総会に行った時にもらったものです。化粧品会社ということもあって、会場で無料の肌質チェックや骨密度チェックもできるんです。また、土曜に開催されたので家族で行ったのですが、同伴者の分もお弁当をもらえたのでお得でした(笑)」

ファンケルの株主総会のお土産。化粧品、サプリメント、発芽米、青汁の4カテゴリから選ばれるという

 ファンケルのほかにも例えば、角川グループホールディングスでは新作映画の試写会に参加できたり、ゲーム会社では発売前の作品を試遊できたりすることもある。

 投資を十分に楽しんでいる雄山さん。投資初心者へのアドバイスを聞いてみた。

 「最初は小さな額から始めることをオススメします。10万円以下で買える銘柄でも、株主優待をもらえる企業は多いですからね。『これ以上は投資しない』という最大金額を決めて、それを徐々に上げていくのがいいのではないでしょうか。また、個別企業の業績も重要ですが、市場全体の流れにはかなわない場合も多いので、日経平均株価やTOPIXの動きには注意しましょう」

 手数料が安くなり、PTSや投信積立サービスなどビジネスパーソンでも投資しやすくなっている今。資産運用について改めて考えてみてはいかがだろうか。

インターネット取引 国内株式委託手数料引下げのお知らせ

【11月30日から手数料を最大20%引下げ】SBI証券は、国内株式(現物取引・信用取引)のインターネット取引のスタンダードプラン(1注文の約定代金に応じて手数料が決まるプラン)の正規手数料を最大20%引下げることといたしましたのでお知らせいたします。さらに同時にPTS取引に係る取引手数料も引下げいたします。


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提供:株式会社SBI証券
アイティメディア営業企画/制作:Business Media 誠 編集部/掲載内容有効期限:2012年12月31日