あなたは過去5年間に年賀状をどのくらい出しましたか? 入社1〜3年目の若手社員に聞いたところ「毎年必ず出していた」という人は28.0%にとどまり、「全く出していない」は27.3%であることが、M1・F1総研の調査で分かった。一方、社会人11年目以上の上司世代では「毎年必ず出していた」が65.0%、「全く出していない」が15.8%にとどまり、世代間のギャップがうかがえた。
また年賀状を出している人に昨年の差出枚数を聞いたところ、若手社会人では平均10.3枚にとどまるのに対し、上司世代では同40.0枚と約4倍に。年賀状をもらう枚数については、若手社会人では同10.0枚、上司世代では同31.3枚と、差出枚数と同様に大きな差があった。
年賀状を出す習慣のあるとない人の間で、意識に違いはあるのだろうか。若手社員に今年1年の社会人生活を振り返ってもらったところ「充実している」と答えたのは、年賀状を出す習慣のある人が57.4%に対し、出す習慣のない人では39.7%にとどまった。
また「今年1年は人間関係がうまくやっていけたと思う」「今年1年は上司や先輩との関係は良好だった」といった項目でも、年賀状を出す習慣のある人はそれぞれ5割を超えていたが、出す習慣のない人は5割を下回った。
今年1年が充実していた若手社員のうち、年賀状を毎年出している人は36.1%。一方、充実していなかった人のうち年賀状を毎年だしているのは20.6%にとどまった。「年賀状を出すことでこまめに人間関係をメンテナンスできる人は社会人生活を円滑に送るスキルにとんでおり、逆に、充実した社会人生活を送れた人は、来年をさらに良い1年にするために年賀状で人間関係をメンテナンスするという好循環関係にあることが調査結果からうかがえた」(M1・F1総研)
インターネットによる調査で、首都圏に住むビジネスパーソン624人が回答した。調査期間は10月17日から19日まで。
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