ノーベル賞を受賞した山中教授の自伝を発売、講談社

» 2012年10月09日 17時17分 公開
[Business Media 誠]

 ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大iPS細胞研究所長・山中伸弥教授の自伝が発売される。本のタイトルは『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』(山中伸弥著、講談社)で、挫折と再起を繰り返した研究人生とiPS細胞のことがまとめられている。発売日は10月10日で、価格は1260円。

 神戸大医学部を卒業した山中さんは、大阪市大の医局を経て、国立大阪病院整形外科(現国立病院機構大阪医療センター)で研修医に。しかし指導医からは「お前は邪魔、ジャマナカや」と呼ばれていたという。本の中でも『「ジャマナカ」と蔑まれた研修医時代』について触れられており、エピソードをまじえながら山中氏の研究人生が綴られている。

 本の主な内容は以下の通り。

  • 父は町工場の経営者
  • 「ジャマナカ」と蔑まれた研修医時代
  • 臨床医としての限界を感じて
  • 研究の虜になって
  • 求人広告に手当たり次第応募
  • 負けがわかっている勝負はしたくなかった
  • 理論的に可能なことは実現する
  • 「長期目標」と「短期目標」の二本立て
  • 再生医療の可能性

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