そして、最後にとっておきのプレゼントがある。その名も「readfa.st」。このツールは自分が読みたい英語の記事をクリッピングして、「強制的に」早く読むことができるサービスだ。
ユーザー登録をしてあなたの現状の読書速度を測定してみよう。読書速度の目安は、おおむね以下の通りである。
このツールがすごいのは、英語の記事を自在にスピードを変えて読むことができる点だ。これで強制的に自分の読書スピードを上げていけるのだ。
このツールを使って、自分の読書スピードの2倍を目指してみよう。そして、次は3倍を目指す。理想的な読書スピードは、「かろうじて単語を目で追える」スピードである。この段階では、意味が理解できなくても構わない。
僕は毎日、以下のようにして英語のニュースを読んでいる。
1.RSSリーダーで読みたい英語の記事を見つける
2.Readfa.stで超高速リーディング(意味は分からなくていい)
3.元の記事に戻って流し読みをする(頭の中で音読をしないように。あくまで流し読み。つまみ読み)
僕は通常の読書スピードは500wpmだが、このReadfa.stで強制的に1500wpmにして読む。その後、記事を普通に読むのだが、一度、単語を目で追っているため、ずっとずっと読むスピードが上がることに気付く。
どうだろう? 挑戦してみたくなっただろうか? 自分には無理だと思った人、絶対にあきらめないでほしい。英語の速読は、誰でもが身につけることのできるテクニックだ。
僕も英語がもともと得意だったというわけではない。帰国子女でもないので、社会人になった時は、英語がまったくしゃべれなかった。今の英語力は、すべて必要に迫られて努力して身につけた能力である。
今回、介したテクニックは、僕が色々な勉強法を試行錯誤してもっとも効果が高いと思ったテクニックばかりである。要領の良い人なら2〜3カ月、そうでない人でも半年くらい頑張れば、英語の情報収集力を急激に向上させることができる。この情報収集術をマスターできれば、どんな分野でも3カ月から半年程度で専門家になることができる。海外で活躍したい人、海外情報を使ってビジネスチャンスを探したい人は、ぜひ試して見てほしい。(宗像淳)
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