転職して給料がアップした人は40.7%

» 2012年10月02日 18時36分 公開
[Business Media 誠]

 あなたはなぜ転職したのですか? 20歳以上の転職経験者に聞いたところ「(現職が)希望する仕事内容だったから」(32.6%)と答えた人が最も多く、次いで「(前職の)仕事内容に不満があったから」(31.2%)であることが、連合(日本労働組合総連合会)の調査で分かった。このほか「(前職では)職場の人間関係・風土に不満があったから」(29.3%)、「(現職が)希望する労働時間だったから」(27.0%)、「(前職では)給料に不満があったから」(26.8%)と続いた。

転職した理由(出典:連合)

 現職と前職を比較してもらったところ「希望する仕事内容である」(60.1%)、「職場の人間関係に満足である」(55.7%)、「労働時間に満足である」(56.2%)はいずれも半数を超えたが、「給料がよくなった」は40.7%にとどまった。このほか「スキルアップできる」(46.0%)、「自分への評価に満足である」(44.6%)も半数に満たない結果に。仕事内容や職場の人間関係、労働時間については満足している人が多いようだが、自分への評価や給料に関しては不満に感じている人が目立った。

転職についてのプラス面とマイナス面

 転職についてどのように考えている人が多いのだろうか。「転職に成功することは容易である」と答えた人は14.6%。容易だと考えている人は7人に1人で、約半数は転職に成功することは難しいと感じているようだ。

 転職についてのプラス面をみると「仕事の視野が広がる」(65.6%)、「人脈が広がる」(65.3%)と答えた人は6割を超えたが、「スキルアップできる」(34.7%)、「希望する仕事につける」(25.2%)、「給料が上がる」(21.9%)は2〜3割にとどまった。

 一方、マイナス面については「仕事の条件が悪くなる」(50.3%)、「忍耐力がないかと思われる」(41.6%)と答えた人が多かった。また4人に1人は「転職をして後悔したことがある」(25.7%)と答えた。

転職についての意識(出典:連合)

 インターネットによる調査で、20〜59歳の転職経験者1000人が回答した。調査期間は8月10日から21日まで。

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