「黒っ!」
包み紙を開けた瞬間、思わず小さく声が出てしまった。黒い。想像以上に黒いぞ。上部のバンズはつやつやと丸く黒光りし、その下に重ねられたレタスやマヨネーズの白さがまぶしいほどだ。輪切りのスライスが2枚入っているトマトの赤さが妙に際立っている。ちなみに、バンズの黒さは竹炭によるものだそう。
バンズが黒いのは想定内だったが、ちょっと驚いたのがソース。名古屋の味噌カツかイカスミパスタかという深い黒のソースだ。指ですくってソースをちょっと舐めてみると、味はケチャップ+αという感じ。トロンと粘度が高く、謎の旨みとピリッとした刺激がある。粘度と旨みは、おそらくイカスミが入っているせいだと思うけれど、後は何の味だろうこれ?
バンズからちょっとはみ出したパティは、「ワッパー」と同じく直火焼。黒バーガーを手で持ちあげると、バンズ+野菜の上半分はひんやり柔らかく、下半分はパティの熱で温かい。
見回すと、周りのお客さんはほとんど全員普通のハンバーガー(ワッパーやワッパーJr.)を食べている。周囲の視線をちょっと感じつつ黒バーガーをかじってみると……あ、ちゃんと美味しい。
一見固そうに見える竹炭バンズはややもっちりとして柔らかく、大きめにカットされた野菜はシャキシャキと歯ごたえがあり、たっぷり入ったマヨネーズとよい相性。黒々としたソースのぴりっとした味もパティとよく合っている。
もっととんでもない味かと思ったら、意外とおいしかった黒バーガー。バーガーキングといえば、食べ応え充分な「ワッパー」が代表的な商品だが、黒バーガーはワッパーよりもバンズのサイズが一回り小さく、パティのサイズは同じなので、女性にもちょうどいい満足のいくサイズだと思う。10月26日までの期間限定商品なので、話のタネに食べてみるのもよさそうだ。
なお、記者は注文したあとに気付いたのだが、現在バーガーキングでは「コカコーラZERO」のリフィルフリーキャンペーンも実施中。黒バーガー+コカコーラZEROなら、黒ずくめの食事も楽しめそうである。
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