中途採用で求められる資格は?

» 2012年09月24日 08時00分 公開
[Business Media 誠]

 中途採用の条件として資格が求められる求人はどのくらいあるのだろうか。転職サービス「DODA(デューダ)」に寄せられた求人をもとにその割合を調べたところ、資格が必須の求人は全体の15%、資格があれば尚可は8%、残りの77%は資格の有無を問うていないことが分かった。

 一方、職務経験が求められる求人割合をみると、全体の85%は何らかの経験が必要で、経験不問の求人はわずか15%。中途採用においては、資格よりも経験を求める求人が多いことが明らかになった。

 資格必須の求人が最も多い職種は「医療系の専門職」(37%)。次いで「建築/土木系の技術職」(36%)、「営業系」(33%)と続いた。「医療系や建築系の分野は、薬剤師やMR(医薬情報担当者)、建築士のように資格を持っていない人はその業務に就くことができない『業務独占資格』が多く、必然的に資格の保有が必須の求人が多くなる」(DODA)

資格が必要な求人割合(出典:DODA)

中途採用で求められる資格

 中途採用ではどのような資格が求められるのだろうか。最も多くの求人で必須条件とされている資格は「普通自動車免許第一種」で、1万5000件の求人のうち約1割の1568件で必須であることが分かった。顧客を訪問する営業職や、建設現場に足を運ぶことが多い建築/土木系は、自動車免許を必須とする求人が多い。

 このほか「薬剤師」(239件)や「MR(医薬情報担当者)」(137件)、「臨床検査技師」(73件)など、医療系の資格が上位にランクイン。また「建築士一級」(80件)、「建築施工管理技士」(27件)など、建築系の資格はトップ20のうち12個を占めた。

必須条件とされている資格。医療系や建築系が上位にランクイン(出典:DODA)

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