松井:最近は、ちょっとした英語ブームが起きています。こうした状況をどのように感じられますか?
佐々木:私はあまり英語が得意ではないので、英語ができる人がうらやましいですね。これからのことを考えれば、やはり英語は身につけないといけないのではないでしょうか。
世界がフラット化して、仕事がどんどん海外へ流れていく状況で、収入が減っていく人は半分以上になると思っています。
松井:ですね。
佐々木:その世界の人たちって、座して死を待つか、海外へ行くしか方法がありません。こうした状況になるのは予想されるので、いまから英語を勉強しておくほうがいいと思うんですよ。
松井:私は勉強はできませんでしたが、英語が世界を開いてくれました。たまたまコンピュータがものすごく好きで、英語ができるようになって……。振り返ってみれば、時代にマッチしていただけ。
自分の子どもにもできるだけ早く英語を話せるようになって欲しいなあと思って、米国移住を決めた大きな要因ひとつでした。するとそこに選択肢はなかったんですね。英語はやるしかない、という選択肢しか。
佐々木:書く仕事はローカルなわけですが、グローバルにフラット化しない仕事も一定数あるんですよね。元日経新聞の記者でMyNewsJapanの渡邊正裕さんが書かれた『10年後に食える仕事、食えない仕事』(東洋経済新報社)という本がありますが、読んでみて「なるほどなあ」と思うことが書かれていました。そこには日本国内のマーケットリサーチャーや弁護士、医者、ライターといった仕事はグローバル化しないと。
松井:絶対にローカルニーズがありますから。
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