職種別にみる、転職して良かったこと・後悔したこと(1/2 ページ)

» 2012年09月18日 12時42分 公開
[Business Media 誠]

 転職して良かったことは何ですか? 25〜39歳で、直近1年以内に転職した人に聞いたところ「給料がアップした」と答えた人が最も多く、次いで「社風が合う」「周囲の人に恵まれている」「能力や成果を評価された」「希望する仕事に就けた」であることが、DODA(デューダ)の調査で分かった。

 「給料がアップした」と答えた人からは「給料が前職より30%アップし、生活に余裕ができた」「成果次第で、1000万円以上のボーナスがもらえるようになった」「入社1年目は前職とほとんど変わらない給料だったが、2年目から右肩上がりに増えた」といった声があった。「転職する際には提示された給料だけでなく、昇給制度やモデル年収を知っておくことで将来的な自身の年収を予測することができ、ライフプランも立てやすくなるだろう」(DODA)としている。

 「社風が合う」と答えた人からは「社風は自分の努力では変えられないものなので、社風の合う会社を選ぶことが何より大切だと感じた」、「周囲の人に恵まれている」と答えた人からは「前職で感じていた人間関係に対するストレスが全くなく、やはり『一緒に働く人』が一番重要だと感じた」などの意見があった。条件面だけでなく、社風や人が重要だと感じている人も多いようだ。

転職して良かったこと(出典:DODA)

転職して後悔したこと

 一方、転職して後悔したことは何だろうか。この質問に対しては、転職して良かったことを反転させた回答が上位に並んだ。1位は「給料が希望と異なる」。コメントを見ると「ベースサラリーの昇給が思ったほど良くない」「提示された給料を手取りの給料と勘違いしてしまい、入社後に前職より給料が下がることに気付いた」など、転職前に確認することで回避できることも少なくなかった。

 2位には「経営者や社員と合わない」、3位には「社風が合わない」がランクイン。「社員のタイプが前職と全く異なり、会社に馴染むまでに1年かかった」や「給料の高さで選んだ会社だったが、社風が合わず半年で辞めてしまった」など、社風や社員と合わないことで苦労している人が多いようだ。「転職者の中には、給料や仕事内容を重視する反面、社風や社員の雰囲気をあまり確認せずに入社を決める人も少なくない。入社後のミスマッチを避けるためには、上司になる人と面談を行ったり社内見学をさせてもらうなど、事前に職場の雰囲気を知る機会を設けられると良いだろう」(DODA)

 4位以下は「経営状態や将来性が不安」、「残業が多い」「仕事内容が希望と異なる」と続いた。

転職して後悔したこと(出典:DODA)
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