自転車利用者の5人に1人、「酒酔い運転」「走行中の携帯電話使用」の経験アリ

» 2012年08月01日 13時16分 公開
[Business Media 誠]

 生活の足にしている人も多い自転車。東日本大震災をきっかけに自転車通勤を始めたという人もいるようだが、安全運転はできているのだろうか。

 サーベイリサーチセンターの調査によると、自転車利用者のうち、「安全運転できている(それなりにできている含む)」と思っている人の割合は91%と、「安全運転できていない(あまりできていない含む)」の10%(四捨五入の関係で合計は100%にならない)を大きく上回っていることが分かった。

 しかし、自転車運転の状況について詳しく尋ねると、「ブレーキなし自転車での走行」を「することがある(たまに+たびたび)」は1%にとどまったが、「信号無視」は61%、「無灯火での走行」は31%、「酒酔い運転」は19%、「走行中の携帯電話などの使用」は18%が「することがある」と回答した。

自転車運転の状況(出典:サーベイリサーチセンター)

事故を起こしたことはありますか

 自転車走行中の事故については、「事故を起こした経験はない」が71%と多数派だったが、「被害者としてのみある」が19%、「加害者としても被害者としても両方ある」が7%、「加害者としてのみある」が3%。事故の内容では「クルマとの接触事故」(52%)と「自転車同士での事故」(44%)が上位で、「歩行者との接触事故」(19%)と「自分1人で起こした事故」(18%)が続いた。

 また、警察や関係機関などからの注意についても、「注意を受けた経験はない」が71%と多数派だったが、26%が「口頭で注意された」と回答。具体的な注意内容では、「無灯火での走行」(45%)、「2人乗り(幼児を除く)」(31%)、「信号無視」(17%)などが挙がった。

 インターネットによる調査で、対象は東京23区と大阪市、門真市、池田市に住む16歳以上の自転車利用者1023人。調査期間は6月29日から7月4日。

警察や関係機関などから受けた具体的な注意(出典:サーベイリサーチセンター)

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