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» 2012年07月19日 08時00分 UPDATE

ソーシャルインフルエンス:会話にされやすいニュース、会話にされにくいニュース――その違いは? (1/5)

ソーシャルメディア上で盛り上がっている会話に、何らかの傾向はあるのだろうか。会話にされやすいニュース、会話にされにくいニュース――その違いを分析してみた。

[Business Media 誠]

ソーシャルインフルエンス:

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 この連載は書籍『ソーシャルインフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図』(アスキー・メディアワークス)から抜粋、再編集したものです。

 企業のマーケティングや広告、PR、ソーシャルメディアの担当者たちが日々頭を悩ませていることは、CMのクリエイティブやメディア露出量、集客数、フェイスブックの「いいね!」の数などです。ところが、それらは手段であって目的ではありません。本当の目的は「世の中を動かし、ブームを起こす」ことです。

 消費者の価値観やメディア環境の変化、特にソーシャルメディアの登場によって、かつてのコミュニケションプランニングでは世の中を動かすことが難しくなってきました。そこで、新しい時代のコミュニケーションコンセプトが必要です。

 本書では、ソーシャルメディアや戦略PRの限界を超えて、「人を動かし、話題を起こし、世の中を動かす」新しいチカラ、「ソーシャルインフルエンス」の全貌とその方法論について解説します。


マスメディアがソーシャルメディアを刺激する

 ソーシャルメディアの3つの強みのうち、拡散性や共有性を高め、仲間ゴト化を促進させるためには、公式アカウントからの直接リーチだけでなく、いかにユーザー同士の会話を活性化させるかが鍵となる。

 では、ソーシャルメディアではどんなことが会話されているのか。曜日や時間帯にもよるが、大きな会話の塊(多くの人が同一のテーマについて投稿しているもの)は、マスメディアから発信されたニュースやコンテンツなのである。

 例えば、下の図は2012年3月25日(日)20時50分のバズッター(いま現在Twitterに投稿されている上位キーワードをタグクラウドの形式で表示するサイト)画面である。

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 左上が最も多く投稿されているキーワードだが、「あっちゃん卒業」とある。これは、同日20時頃に発表された「前田敦子がAKB48を卒業する」というニュースで、瞬く間にTwitter上で拡散した(同時刻の僕のタイムラインも前田敦子卒業のツイートで埋め尽くされたが、その多くにオリコンスタイルやヤフーニュースのURLが付記されていた)。隣の「ガチ相撲」は同日19時からTBSで放送されたバラエティ番組「クイズ☆タレント名鑑」で、「ベイダー」と「ヒョードル」は同番組に出ていた格闘家の名前である。「#平清盛」は同日20時からNHK総合で放送された大河ドラマのハッシュタグである。

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