電通が命名した「鏡衆」、新たな消費者にどう訴えかけるか?(2/2 ページ)

» 2012年07月17日 08時00分 公開
[松尾順,INSIGHT NOW!]
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時代を経て再注目

 しかし、日本のFacebookユーザー、Twitterユーザーがどちらも1000万人を突破した今、多くの人々が「共振力」を容易に行使できるようになっています。とりわけ、Facebookの「いいね」ボタンは、共感というレスポンスを、そして「シェア」ボタンは、「(再)発信」を誰もが簡単に行える機能です。Facebookユーザーの方には言うまでもないことですが、日々、ウォールの投稿に対して、多くの「共振」を繰り返していますよね。

 つまり、「共振型消費者」=鏡衆はついに眼前にその巨大な姿を現したと言えます。マーケターとしては、「共振型消費者」の特性を深く理解し、彼らに対してどのような「ネタ(情報)」を提供すれば、大きく共振してもらえるか、をとことん考える必要があるでしょう。(松尾順)

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