転職を考え始める年齢は? 職種によって違い(2/2 ページ)

» 2012年07月17日 08時00分 公開
[Business Media 誠]
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 職種によって転職を考え始める年齢が異なる背景には、2つの要因が考えられるという。「1つは『キャリア形成に要する期間』が挙げられる。『販売/サービス系』や『営業系』などでは、入社1〜2年目から目標や予算を持ち、早い段階から大きな裁量を任されるケースが多く見られる。一方、『モノづくり系エンジニア』『IT系エンジニア』など技術系職種では専門領域の知識やスキルを段階的に習得していくことで、中長期的にキャリアを形成していく傾向にある。このため、自身のキャリアを確立するのに時間を要する技術系職種の方が、自身のキャリアを振り返り転職を考える年齢も高くなると考えられる」(DODA)

 もう1つの理由として「雇用のマッチング」を挙げている。「技術系職種は大学から専門領域を学び、身に付けた知識や資格を生かせる仕事に就くケースが多いため、雇用のミスマッチが起こりにくいと考えられる。そのため、入社1〜2年目で転職する人は少なく、数年のキャリアを積んだ後に転職を考え始める人が多い傾向にあるのだろう」(同)

 2011年4月〜2012年3月の期間に、DODA転職支援サービスに登録した「転職回数0回の大卒以上」の男女5000人が回答した。

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