父親と子どもの風呂は「人生道場」

» 2012年07月13日 13時22分 公開
[Business Media 誠]

 資生堂「スーパーマイルド」パパフロ応援委員会は、小学生の子どもがいる父母らを対象にした「父と子の浴育に関する意識調査」の第4弾をまとめた。監修した教育評論家の尾木直樹さんは、「パパフロ(父子入浴)はイクメンがより効果的な育児ライフを創るためのヒント」という。

 同委員会が2011年9月に発表した第1弾調査によれば、パパフロを実践している父親は10人中8人とのことだった。では、父親はどのような言葉で子どもを風呂に誘っているのだろうか。

 父親を対象に「お父さんに何て誘われると一緒にお風呂に入りたいと思いますか」ときいたところ、男子を持つ父親では「お風呂で遊ぼう」(53.6%)、「お風呂で内緒話をしよう」(20.6%)、「体を洗ってあげるから」(16.2%)、女子を持つ父親では「お風呂で遊ぼう」(63.8%)、「シャンプーしてあげるから」(15.1%)、「お風呂で内緒話をしよう」(14.7)%という結果だった。

 父親と入浴している子ども466人を対象に「お風呂で、お父さんにどのようなお話や相談をしたいですか?」と尋ねたところ、「学校での出来事」と答えた子どもが67.2%と最も多く、次いで「友達のこと」(51.3%)、「遊び・おもちゃの話」(50.4%)であることが分かった。

パパフロ お風呂で、お父さんにどのようなお話や相談をしたいですか?(出典:資生堂「スーパーマイルド」パパフロ応援委員会)
パパフロ お風呂でお父さんと一日をふり返ってよかった点や反省点を話しますか?(出典:資生堂「スーパーマイルド」パパフロ応援委員会)

 さらに「お風呂でお父さんと一日をふり返ってよかった点や反省点を話しますか?」と聞くと、「よく話す」(4.9%)と「たまにする」(34.8%)を合わせて39.7%が1日の出来事を父親に話しているようだ。

 尾木さんは、「各家庭ではパパフロを『人生道場』、時には『憩いの場』として活用し、子どもの心の成長につなげていることがうかがえる」とコメントしている。

 インターネットによる調査で、全国の小学生を持つ父親600人(25〜55歳)、母親300人(23〜55歳)、小学生の男女600人が対象。調査実施時期は2012年4月。

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