早稲田大学商学部卒業、旅行会社の営業(添乗員兼)に始まり、リサーチ会社、シンクタンク、広告会社、ネットベンチャー、システム開発会社などを経験。2001年、(有)シャープマインド設立。現在、「マインドリーディング」というコンセプトの元、マーケティングと心理学の融合に取り組んでいる。また、熊本大学大学院(修士課程)にて、「インストラクショナルデザイン」を研究中。
今年5月にマイナーモデルチェンジした「大人かわいいクルマ」がコンセプトのクルマ、ホンダのフィット「シーズ(She's)」。
シーズ(彼女の)というネーミングでお分かりのように、女性をターゲットとした特別仕様車です。2010年に「シーズ」が初めて発売されたきっかけは、2007年の「先進性」を強調したフルモデルチェンジによって、「顔(前面からの見た目)がきつい」と女性の不評を買ってしまったことでした。
そこで、女性仕様の「シーズ」を開発したところ、販売開始当時は、フィット全体の販売実績の1割を占め、当初の期待を上回る結果となりました。そこで、今回のマイナーチェンジでは、さらに女性仕様を深化させるため、女性社員4人が開発メンバーとなって主体的に開発を進めたとのこと。
さて、シーズの最大の特徴はボディカラー。特に「ピンクゴールド」はシーズ専用色です。さらに、スマートキーの色はボディカラーに関わらずピンクのみ! どうして、ピンクがここまで重視されたかというと、開発メンバーによるホンダ女性社員を対象とする「色に関する意識調査」で、多くの女性がピンクを好むことを突き止めたからです。
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