ビジネスパーソンの昼食にノンアルコールビール、ありやなしや?

» 2012年07月02日 15時57分 公開
[Business Media 誠]

 M1・F1総研は、20代〜40代のビジネスパーソンを対象に「今年の夏のオンタイムの過ごし方調査」を実施した。周囲とのちょっとしたコミュニケーション次第では、スーパークールビズや昼食にノンアルコールビールを飲むことが拡大する可能性があるという。

2011年夏、オンタイムに試してみたこと

 「夏のオンタイムの過ごし方として、試してみたことがあること」を聞いたところ、最も多かった回答は「クールビズ(ポロシャツ、スラックスなど)で勤務する」で、M1層(20〜34歳男性)で51.6%、M2層(35〜49歳男性)で45.5%という結果だった。

 以下は、「特にない」が約3割で続き、「執務スペース内で個人用扇風機を使う」(M1層19.0%、M2層14.1%)、「冷却シートを活用しながら仕事をする」(M1層15.7%、M2層6.4%)と何らかの対策を実施した人は少数派だった。

M1F1 夏のオンタイムの過ごし方として、試してみたことがあること(出典:M1・F1総研)

同僚から怒られそうだと思うこと

 なぜ、クールビズスタイルでの勤務以外を試す人が少なかったのか。M1・F1総研では、M1層を対象に「同僚から怒られそうだと思うこと」と「同僚がしていても気にならないこと」をピックアップした。

 まず、同僚から怒られそうなことについては、「昼休みにランチと一緒にビールを楽しむ」が48.4%で最も多く、次いで「スーパークールビズ(アロハシャツ、ハーフパンツなど)で勤務する」(34.0%)、「昼休みにランチと一緒にノンアルコールビールを楽しむ」(32.7%)、「在宅勤務する日を設ける」(26.1%)、「カフェや喫茶店などの涼める場所で業務をする」(22.2%)と続いた。

 一方で、同僚がしていても気にならないことは「昼休みにランチと一緒にノンアルコールビールを楽しむ」が35.9%で最も多く、次いで「在宅勤務する日を設ける」(30.7%)、「スーパークールビズ(アロハシャツ、ハーフパンツなど)で勤務する」(29.4%)、「カフェや喫茶店などの涼める場所で業務をする」(28.1%)、「昼休みにランチと一緒にビールを楽しむ」(14.4%)という結果に。

M1F1 同僚から怒られそうだと思うことと同僚がしていても気にならないこと(出典:M1・F1総研)

 昼休みにビールを飲むことには強い抵抗感があるようだが、それ以外の選択肢については約3割が気にしないと答えており、M1・F1総研では「ちょっとした周囲とのコミュニケーションで『スーパークールビズ』や『ノンアルコールビールを飲む』といった習慣は拡大し得ることが予想される」とまとめている。

 インターネットによる調査で、実施期間は2012年6月11日、12日。一都三県在住の20〜49歳の有職男女618人が対象。

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