デートの約束があった時、残業を命じられたら、あなたはどうしますか? この春就職した新入社員に聞いたところ「デートをやめて仕事をする」が85.6%に対し、「断って、デートをする」は14.2%。プライベートな生活よりも仕事を優先する人が圧倒的に多いことが、日本生産性本部の調査で分かった。
男女別に見ると「デートをやめて仕事をする」という回答は、男性82.4%に対して女性89.8%。経年変化を見ると、仕事優先の回答が増加し、プライベート優先の回答が減少する傾向にある。
あなたは就職した会社で、ずっと働きたいと思いますか? この質問に対し「定年まで働きたい」と答えたのは34.2%。昨年は33.5%で過去最高の数値となったが、今年はさらに上回った。
超氷河期などと言われた2000年前後は「状況次第で変わる」が「定年まで働きたい」を大きく上回っており、その後、「定年まで」が増加する一方で、「状況次第で変わる」が減少している。こうした傾向について、日本生産性本部は「就職状況が厳しく、経済の見通しも不透明な中、生活防衛的な志向が強まっている可能性がある」と分析した。
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