コラム
» 2012年07月02日 08時00分 UPDATE

消費者理解コトハジメ:初音ミクが大人気――「ニコ動ガール」と「2ちゃんガール」の共通点 (1/3)

インターネットでサブカルチャーの発祥地となっているニコニコ動画と2ちゃんねる。両サイトを好む女性にはどのような特徴があるのか調べてみました。

[大久保惠司,Business Media 誠]
誠ブログ

 ゴールデンウィークに開催された「ニコニコ超会議2012」。「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」がコンセプトでした。会場の幕張メッセへの来場者数は2日間で9万2384人。さらに、ニコニコ生放送での中継の視聴者は合計で347万766人。その熱気はニュースなどでも随分取り上げられ、話題になっていました。

 つい先日も「ニコニコ出身者がオリコン上位へ――激変するJポップの新人発掘」という記事を読みましたが、ニコニコ動画出身の歌手、音楽クリエイターが続々とメジャーデビューしています。ニコニコ超会議の熱気から見て、ニコニコ動画がまさに日本のサブカルチャーのインキュベーターとして機能しています。

 そんなわけで、今回はニコニコ動画を好んでいるユーザーの方々をデータから見ていきたいと思います。対比するユーザーは、こちらも日本のサブカルチャーの代表選手である「2ちゃんねる」を選んでみました。

「ニコニコ動画」と「2ちゃんねる」のユーザー

 クラウド型消費者分析ツール「ぺるそね※」には、「お気に入りのインターネットサイト」という項目があります。「ぺるそね」の全サンプル2万9093人のうち「ニコニコ動画」を選んだのは5232人。また、「2ちゃんねる」を選んだのは3867人います。どちらも平均年齢は低く、やや男性が多くなっています。

※ぺるそね……約3万人の消費行動データをもとに、ターゲットとなる人々のライフスタイルを読み解けるナレッジベースサービス。データは2011年9月調査のもの。

 中心となる年代を割り出すために「ぺるそね」の年代構成をもとに、日本の人口動態に合わせて補正したデータを見てみると、「ニコニコ動画」「2ちゃんねる」ともに15〜24歳の比率が最も高くなっており、学生が中心になっていると考えられます。

ah_okubo1.jpg お気に入りのインターネットサイトのポジショニング

 それでは分析のセグメントを決めましょう。たぶん、若い人々のトレンドをリードするのは男性よりも女性と考えられるので、今回は女子学生(高校生、大学生、専門学校生、大学院生)を対象にしました。

 「ニコニコ動画」がお気に入りの女子学生を「ニコ動ガール」、「2ちゃんねる」がお気に入りの女子学生を「2ちゃんガール」と定義しました。さっそく「ニコ動ガール」(419サンプル)と「2ちゃんガール」(200サンプル)をデータから見ていきましょう。

ah_okubo2.jpg 女性ユーザーの年齢構成
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