働きながら大学院で学び、手にした“財産”とはK.I.T.虎ノ門大学院 修了生対談(1/2 ページ)

「社会人大学院でビジネスのことを体系的に学びたい」といったビジネスパーソンもいるだろう。しかし「仕事と学業は両立できるのか」といった不安を感じているかもしれない。そこでK.I.T.虎ノ門大学院を修了した2人の声を紹介しよう。きっと参考になるはずだ。

» 2012年06月27日 10時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
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 「ビジネスのことを体系的に“学び”たい」と考えているビジネスパーソンも多いだろう。しかし日々の業務に追われ、なかなか勉強する時間がとれない。時間がとれても、独学では効率が悪い。自分の成長を感じ取ることができず、やがて“学び”のない生活に戻りがちだ。そんな人にオススメなのが「社会人大学院」だ。

 今回紹介するK.I.T.虎ノ門大学院は、東京・虎ノ門に位置する「ビジネス」のプロフェッショナルを育成する1年制の社会人大学院。忙しい社会人が、仕事を続けながら平日の夜間および週末に、ビジネス・メディア・知的財産・IT領域の第一線で活躍する約80名もの教授陣から実践的な教育を受けることができるのが最大の特長といえる。

講義の様子、教授と院生の距離が近く常に発言や意見を求められる

 在学中は「ビジネスマネジメント研究」か「メディア&エンタテインメントマネジメント研究」のどちらかを選択し、リサーチペーパー、論文という形で研究成果をまとめていく。これが他の専門職大学院やビジネススクールにはないK.I.T.ならではのゼミ科目だ。さらに講義も少人数制なので、徹底的に議論し合い、答えを導き出さなければならない。そこには会社では味合うことができない、社会人大学院の醍醐味が存在する。「一流」と呼ばれる教授たちと対峙することで、院生はどんなことを学ぶのか。K.I.T.虎ノ門大学院のビジネスアーキテクト専攻を修了した、佐藤周治さんと河野謙三さんに話を聞いた。

教室にいた「仲間」に支えられた

――お2人はなぜ社会人大学院に入学しようと思ったのですか?

フューチャーアーキテクト株式会社の佐藤周治さん(2010年度生)

佐藤:私のキャリアはプロブラマーからスタートし、その後はシステムエンジニア、プロジェクトマネージャーなどを務めてきました。10年ほど仕事をしてきて、何とかまともなシステムを構築できるようになり、実績も積み重ねてきましたが、実際に運用してみるとお客さまのビジネスに十分貢献できていないことに納得がいきませんでした。そこで、「経営+IT」の実践を学ぶことができるK.I.T.に入学し、ビジネスからシステムまでを通貫できる能力の修得を目指すことに決めました。

河野:私は社会人10年目という節目の年に、ふと疑問を感じました。「それまで銀行でがむしゃらに働いてきたけど、自分は何を手にしたのか?」と。銀行では企業戦略や組織人事といった、経営的な視点のポジションにいましたが、自分がこれまで働いてきたキャリアは“正解”だったのかどうか。それを確かめたくて、大学院で学ぼうと思いました。

 K.I.T.に入学した理由のひとつは、虎ノ門というロケーションが良かったから。私は前職が新生銀行(当時の本店は内幸町に位置)でしたから、職場からも近かったので、他の院生と比べて、平日18時45分(現在は19時)の講義開始時刻には間に合いやすかったですね。また素晴らしい教授がたくさんいらっしゃったので、迷わずK.I.T.を選択しました。

佐藤:講義を受けていく中で「うまくいかないな」「このままでいいのかな」と感じることはありましたか?

河野:ありました。私の場合は在学中に独立・起業したので、2つのベクトルがありました。会社をできるだけ早く軌道に乗せたい気持ちと、大学院でもっと学びたい気持ち。この2つを同時に追いかけることは、とても難しかったです。でもそうした苦しいときでも、なんとか乗り越えることができました。なぜなら苦しみと“学ぶ喜び”を共有できる「仲間」がいたから。また、大学院が時間の制約を克服することのできる優れたサポート体制を導入していることにも助けられました。どうしても外せない仕事で講義を欠席したときは、その講義の様子をビデオ録画でキャッチアップすることができましたので、遅れを感じることは少なかったです。

 また、課題レポートを終えるのに、明け方までかかることは多かったですね。テキストとPCを放り投げて寝ようかなと思ったとき、FacebookやTwitterといったSNSを見ます。院生同士がSNS上で「(レポートの答えについて)自分はこう思う」「いや、こうではないか」と議論しました。自分もその議論に加わり、なんとかレポートを終えることもありました。こうして振り返ってみると、自分にとっては“仲間の支え”が大きかったですね。

佐藤:私はビジネスのことを体系的に学んだ経験がなかったので、最初は講義についていくだけでも正直大変でした。そのため、入学後2カ月は予習も基礎の基礎を集中してやっていましたね。例えば企業戦略やマーケティング、財務会計などの専門用語の多くを知らない状態でしたから言葉を覚えるところからはじめました。さきほど河野さんが話されていたSNSの話もありますが、一緒に学んでいる仲間とは多くのやりとりをしました。切磋琢磨しながらお互いを刺激し合い、高め合っていたのだと思います。

 講義以外の時間にも、誰かがビジネスニュースについて議論をしたいと言えば、記事や参考データを持ち寄り、すぐに勉強会が発足することもありました。大学院の外でも皆で集まってディスカッションや相談を多く積み重ねたので、それぞれの考え方の違いを否定せずに純粋かつ厳しい意見を言い合える関係が築けたと思います。これは大学院で得たもっとも大きな資産で、修了後もよく意見交換させてもらっています。


 ITコンサルティングからシステム構築まで手掛ける「フューチャーアーキテクト」で、ITコンサルタントとして活躍している佐藤さん。一方、事業継続コンサルティングやオーディオ機器などを手がける「エミライ」で、経営者として活躍する河野さん。2人とも社会人として10年ほど働き、“見えない壁”を感じた。そして、それを乗り越えるには「社会人大学院しかない」と判断した。多くの院生と同じように、2人は仕事と学業の両立で苦労する。しかしその苦労は、大学院で知り合った仲間とともに乗り越えたのだ。

 当時のことを振り返りながら語る2人の表情は、非常に晴れやかなものだった。彼らの知的向上心に火をつけた講義とは、どんなものだったのだろうか。詳しい内容を、次のページで紹介しよう

説明会・イベント情報

K.I.T.虎ノ門大学院では説明会やオープンキャンパス、イベントを随時開催しています。

入学を検討されている方はもちろん、講師やイベントのテーマに興味がある方も対象となりますのでお気軽にご参加ください。

開催日:2013年01月16日(水)19:30 〜 22:00

公開講座「ソーシャルビジネス特論」&大学院説明会

 ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京 代表理事

 NPO法人カタリバ 理事 兼 事務局長

 岡本 拓也

開催日:2013年02月02日(土)13:00 〜 14:00

ビジネスアーキテクト専攻 【最終グループ相談会】

 K.I.T.虎ノ門大学院

 虎ノ門キャンパス 事務室長

 泉屋 利吉

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提供:K.I.T.虎ノ門大学院
アイティメディア営業企画/制作:Business Media 誠 編集部/掲載内容有効期限:2013年2月28日