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» 2012年06月20日 08時03分 UPDATE

これからのことがよく分かるコラム:「カスタマイズOK」の賃貸物件が、なぜ増えているのか (1/6)

壁紙を変えたり、トイレを交換できる――そんな賃貸物件が増えている。賃貸住宅でも、自分仕様に改装することができ、退出する際に元に戻さなくてもいい。これまでにない形の物件が、なぜ増えてきているのだろうか。

[池本洋一,Business Media 誠]

著者プロフィール

池本洋一(いけもと・よういち)

1972年、滋賀県生まれ。1995年リクルート入社。以来15年以上、一貫して住宅領域に携わる。『住宅情報都心に住む』『住宅情報タウンズ』『SUUMOマガジン』編集長を経て、現在は月間850万UUを誇る日本最大級の住宅情報サイト『SUUMO』編集長を務める。賃貸・分譲・注文・中古など住まいに関する消費者動向全般に精通、専門紙へのコラム執筆のほか年間の講演回数は60回に上る。『賃貸×カスタマイズ|SUUMO(スーモ)』などの運営にも携わっている。


 自由に壁紙を変えたり、壁に棚をつけたり、壁面収納を作れる――。そんな賃貸物件が増えていることをご存じでしょうか?

 「えっ? でも賃貸は、退去時に元の状態に戻さなくてはいけないのでは」と思うかもしれません。しかし元の状態に戻すスタイルが過去のものになるかもしれない動きがあるのです。

 それが「賃貸カスタマイズ」。賃貸住宅でも、自分仕様に改装することができ、退出する際に元に戻さなくてもいい物件が出てきています。最近、テレビCMや情報番組などでも紹介されているからご存じの方もいるかもしれません。

 下の写真を見てください。この部屋の壁紙は「赤色」です。

yd_rik1.jpg

 入居する前に、自分でカタログから壁紙を選んで、張ってもらったようです。この部屋を借りている人に話を聞いてみると「最初は中古物件を買って自分好みにリノベーションをしようと考えていたんです。いろんな雑誌を見たりカフェの内装を写真に撮って、イメージもだいたい固まっていました。そんなときにたまたま、この物件を知ったんです。賃貸なのに壁紙を自由に選べるなんて衝撃を受けましたね。『もうここしかない!』って思いました」(29歳・会社員・男性)

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