コラム
» 2012年06月15日 08時00分 UPDATE

消費者理解コトハジメ:高齢化が課題!? ヨン様ファンとキムタクファンの共通点 (1/3)

日本と韓国で長く人気を集めている俳優・アイドルである、ペ・ヨンジュンさんと木村拓哉さん。それぞれのファンにはどのような違いがあるのか調べてみました。

[大久保惠司,Business Media 誠]
誠ブログ

 先日「韓流ビジネスはこのままでいいのか」という記事をみかけました。韓国では韓流ビジネスを、国をあげたグローバルな拡販政策で展開してきました。しかし、売上高のほとんどがアジア地域にとどまり、利益面でも韓国にそれほど貢献していない実態が浮き彫りになってきたそうです。

 例えば、K-POPの国・地域別の売上高比率は、アジアでの売り上げが99%を占め、中でも日本が80.8%と突出しています(韓国コンテンツ振興院調べ)。対日偏重が問題になっていますが、現状では日本を離れるとビジネスが成立しないというジレンマを抱えていると指摘されています。

 日本に韓流ビジネスは、確実に定着しました。これは『冬のソナタ』の大ヒットから始まったと記憶しています。主演したペ・ヨンジュンさんは元祖韓流といっても過言ではないでしょう。というわけで、今回はペ・ヨンジュンさんが好きな女性に焦点を当ててみたいと思います。

 比較対象はSMAPの木村拓哉(キムタク)さんを好きな女性ということにしました。実はこの2人、どちらも1972年生まれで今年40歳になるという共通点があります。それでは、日韓の男性タレントのファンをクラウド型消費者分析ツール「ぺるそね※」を使って分析していきましょう。

※ぺるそね……約3万人の消費行動データをもとに、ターゲットとなる人々のライフスタイルを読み解けるナレッジベースサービス。データは2011年9月調査のもの。

双方とも40〜50代以上のファンに支えられている

 ペ・ヨンジュンさんのファンも、木村拓哉さんのファンも年齢層は高めです。平均年齢では「ヨン様好きマダム」が51.7歳。「キムタク好きマダム」が46.8歳。ぺるそねの女性の平均年齢の42.7歳と比較して、4〜9歳も高いことになります。

 50代以上の割合はヨン様好きマダムでは64%、キムタク好きマダムでは約半数と、こちらも高率。双方とも40〜50代以上のファンに支えられていると言えます。

ah_madamu1.jpg 年齢層

 『冬のソナタ』が2003年に日本で放映されてからもう9年も経っています。木村拓哉さんは1990年代の中ごろから15年以上も人気が継続しています。2人とも、とても長い期間トップスターでいたわけですが、人気がブレイクしたあたりでファンになった人たちがそのままファンの中心層を形成し、本人たちの加齢にあわせてファンの人々も加齢してきたということになります。

 職業はどちらも専業主婦層が中心です。世帯年収も平均よりやや多い程度ですが、300万〜500万円がボリュームゾーンであることは変わりません。最終学歴はどちらも全体と比較して、高卒と短大卒が2割ほど多くなっています。これも年代的な特徴です。

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