それでは音楽産業の中でアニメソングはどのような位置を占めているのだろうか。次表はここ3年間の各ジャンルの売上金額とシェアを示したものである。J-POPが約7割と圧倒的なシェアではあるものの、アニメ・サントラ分野の平均シェアが洋楽に次ぐ8.5%となっている。
ジャンル | 2009年 | 2010年 | 2011年 |
---|---|---|---|
J-POP | 238,423(67.9%) | 235,186(70.8%) | 234,318(74.6%) |
演歌・歌謡 | 11,026(3.1%) | 10,917(3.3%) | 9,815(3.1%) |
洋楽 | 50,750(14.5%) | 39,482(11.9%) | 31,556(10.0%) |
ジャズ・クラシック他 | 20,172(5.7%) | 16,920(5.1%) | 13,912(4.4%) |
アニメ・サントラ他 | 30,665(8.7%) | 29,733(8.9%) | 24,535(7.8%) |
全ジャンル売上金額合計 | 351,036 | 332,238 | 314,136 |
2011年はヒット曲を連発した『けいおん!』のような作品がなかったため若干ダウンしたが、安定した売り上げと言っていいだろう。洋楽はジワジワと売り上げを落としているため、このままダウンし続けるとアニメ・サントラ分野が2位となる日も案外近いかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング